2007年5月23日水曜日

トニー滝谷

妻が出て行ってしまいました。


……会社の研修で、イギリスへ一週間。


そんなわけで、絶好の機会とばかり、村上春樹原作の映画トニー滝谷を観ました。
(原作はレキシントンの幽霊に所蔵)

村上春樹の作品世界がどんな風に映像化されるのか期待と不安が半々でしたが、映像・音楽と出演者の雰囲気に一体感があって、思わず引き込まれてしまいました。
人である以上、決して逃れることはできない孤独。
そして、「孤独でない」 ことの幸福に気付くということは、同時に孤独の痛みを知ることでもある。
その二律背反の中で生きて行かねばならない人生の悲しみと(ある種の)可笑しさ。

一人きりの食事を終え、久々の孤独を味わいながら見るには絶好の作品でした。(^^;

1 件のコメント:

  1. あー、観たかったんだよ、それ。
    (村上春樹原作とは知らなかった・・・)
    はじめから最後までずっと孤独であれば、孤独でないことの苦しみも、孤独になる寂しさも、感じることはないのにね。

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