2005年12月31日土曜日

新・青春の塔

一夏中かけて、僕と鼠はまるで何かに取り憑かれたように25メートル・プール一杯分ばかりのビールを飲み干し、「ジェイズ・バー」の床いっぱいに5センチの厚さにピーナツの殻をまきちらした。そしてそれは、そうでもしなければ生き残れないくらい退屈な夏であった。

―― 村上春樹 「風の歌を聴け」

beer.jpg

さよなら2005年。
さよなら20代の日々。
さよなら僕の欠片たち。

たとえ世界が大切な何かを失い続けなければ生き残ることができない場所なのだとしても、僕はまだこうして今を生きています。

2005年12月29日木曜日

久々のバーボン

最近ずっとシングルモルトかスコッチばかり飲んでいたので、かなり久々にバーボンを飲んでみました。

wild_turkey.jpg

あぁ、懐かしいこの甘い香りと味わい……。
人肌恋しい季節にはたまらないお酒ですねぇ。

2005年12月28日水曜日

焼き牡蠣初体験

明日から年末休み!

そんなわけで明日からの引きこもり生活に備え、食料品の買出しのため会社帰りにヨーカ堂に寄ることに。
鮮魚コーナーを物色していると、広島産の加熱調理用の牡蠣が半額になっていたので思わずゲットしました。

牡蠣をベーコンで巻いたものを白ワインで蒸し焼きにするのが好きなのですが、今日はお買い得なベーコンが無かったので、軽く塩を振る以外は手を加えずにフライパンで焼き牡蠣にしてみることに。
キッチンでビールを飲みながら焼いて食べてみたところ、これがなかなか美味い!
加熱により牡蠣のうまみが引き出されたうえにほんのりと付いた焦げ目が香ばしく、酒のつまみに最高です♪ :D~~~

香ばしさによって生臭さが抑えられるので、生牡蠣が苦手な人にもオススメできるかも。
醤油を垂らしてより香ばしく仕上げても美味しそうです。(^^

機械の身体を求めて

明日(というか今日)は仕事納めだというのに24時近くまで仕事。(-_-;
川崎まで京急の終電に乗り、30分ほどかけて歩いて帰ってきました……。

ところで、京急の終電は普通ではなく特急列車なのですが、この電車に乗るとかっこいいアナウンスを聞くことができます。

「この電車は、深夜特急金沢文庫行きです」

仕事に追われているときこのアナウンスを聞くと、そのまま遠くに旅立ってしまいたくなります(笑)。

2005年12月25日日曜日

ケーキといえば

最近、シェ・シーマのケーキがお気に入りです。(^^

何種類か食べたのですが、バランスが良く上品な味わいは、いわば 「大人のケーキ」。
あまり店舗がないので買いに行くのがちょっと大変なのですが、また食べたいと思わせられるケーキです。

次は抹茶のケーキ 「一期一会」 を食べてみたいなぁ~。:D~~~

祝・お引越し

ヨシワラが寮から出て一人暮らしを始めるというので、夕方に引っ越し祝いのため新居へ。
建物も新しい上に内装リフォーム済み、南向きの角部屋で日当たり良好、部屋も広いうえに家賃もリーズナブル……と、非常に羨ましい物件でした。(^^

午後イチに来て引越しを手伝っていたOIK.・ミゾと共にちょっとだけ本棚やベッドの組み立てを手伝い、近所のファミレスで夕食。
その後ヨシワラ宅に戻り、お土産に買ってきたケーキを食べることにしたのですが、引越し直後らしく皿やフォークがないということで全員ケーキを手づかみで貪り喰うことになりました(笑)。
クリスマスだからといって、気合を入れてホールケーキを買わなくて良かった……。(^^;

2005年12月24日土曜日

クリスマスプレゼント

世の中はクリスマス。
企業戦略に踊らされているとわかっていても、やっぱり大人になってもプレゼントは欲しいもの(笑)。

ってなわけで、ついに手に入れてしまいました。

baccarat.jpg

バカラのショットグラス。
写真では良くわかりませんが、直に見るクリスタルの輝きは格別です。(^^

酒の味が変わるわけじゃないけど、雰囲気を楽しむためには見た目の美しさも大切ということで。

2005年12月18日日曜日

青い花

青い花 志村貴子 著

「女の子になりたい男の子と男の子になりたい女の子」 に続き、今度は 「女の子が好きな女の子」 の物語。
志村貴子というひとは若干アブノーマルなエロを描くのが好きな作家さんなのだと思うけど、本作品や放浪息子ではそういった嗜好が淡く幼い世界観や絵柄の中にわずかに見え隠れするのが良いですね。

ところで、この作品は鎌倉が舞台。
江ノ電や湘南の海の描写を見ていると久しぶりに行きたくなってしまいました。
思わず地図を引っ張り出してルートを調べてみたりしたけれど、やっぱり寒いのは苦手なので行くのは春になってからにしたいと思います。(^^;
春の海って気持ちよくていいんだよねぇ……。

2005年12月17日土曜日

2006年1月のコミックス

  • 5日 - 絶望に効くクスリ ONE ON ONE(6)
  • 13日 - ホタルノヒカリ(4)
    • H美様
  • 13日 - のだめカンタービレ(14)
  • 23日 - ブラックジャックによろしく(13)
  • 26日 - 低俗霊DAYDREAM(8)
    • OIK. 様
  • 27日 - ゆびさきミルクティー(6)
  • 30日 - 御緩漫玉日記(2)
    • helion様

BLUE LABEL

クリスマスシーズン。

といわけで、女の子にとって "BLUE LABEL" なプレゼントといえばバーバリー・ブルーレーベル
一方、男性にとっての "BLUE LABEL" なプレゼントとは何か!?

それはジョニーウォーカー・ブルーラベル
秘蔵の古酒をブレンドしたという、ジョニーウォーカーの最高峰です。:D~~~


まぁ誰もプレゼントしてくれないけどさ。(-_-
年末ジャンボが当たったら買おう……。

2005年12月14日水曜日

大失敗

会社で 「調子が悪い」 というPCを調べ、レジストリを修正して設定変更を実施。
いつもの手順でうまくいかないので試行錯誤しているうちに、アホな理由からユーザのDocuments and Settings以下が消滅してしまいました!
慌ててHDD内を探し回ったものの、ファイルやフォルダの痕跡はどこにも見当たらず。
どうやらWindowsによって削除されてしまった模様です……。ガーン。

仕方ないのでユーザからPCを借り、削除したファイルをサルベージするソフトを使用してファイルを復活。
幸いユーザのレジストリファイルだけは削除されていなかったので、復活させたファイルを組み合わせてユーザ一人ぶんのDocuments and Settingsフォルダを作成しました。
まるでピノコを作っているブラックジャックの気分です……。(-_-;


削除された直後にファイルをサルベージしたとはいえ、全てのファイルが復旧できているという保障はありません。
翌日ドキドキしながらユーザにPCを返却したのですが、ショートカットの類が復活できなかった以外はあまり不具合は無かったようで、ほっと肩をなでおろしました……。

レジストリをいじったりというリスクを伴う作業も、普段からやっていると慣れてしまうのが怖い。
今年は鉄道や航空機の事故が多発したけれど、たぶん原因の根本は同じところにあるんだよなぁ……と反省しきりです。(-_-

2005年12月11日日曜日

意外と気持ちいい!

あふろがBlog鼻うがいをオススメしていたので、僕も試しにやってみました。

最初のうちはプールで水を吸ったときの感覚が少しだけあってびびったけど、すぐに慣れてじゅるじゅる吸えるようになりました(笑)。
どちらかというと、鼻の奥の方に水が入ってくると反射的に飲み込んでしまいたくなるのを抑える方が難しいかも。
水と一緒に鼻水を垂れ流している姿は自分でも笑いそうになるほど間抜けですが、終わったあとは確実に鼻の通りが良くなります。(^^

風邪の予防効果もありそうだけど、なによりも気持ちいいのでまたやりたくなってしまいました。
食卓塩じゃすぐ無くなってしまいそうなので、早いとこ別の塩を買って来なきゃ。

2005年12月10日土曜日

原点回帰

僕が生まれてシングルモルトを飲んだのは大学4年生の頃でした。

あれからもうすぐ10年。
そろそろ原点に回帰してみようじゃないかということで、「シングルモルトの原点」 グレンリベット12YOを購入してみました。

glenlivet.jpg

「花やハチミツ」 と表現される華やかな香りとは対照的に、味はドライで軽くスモーキー。
ストレートな麦の風味は一般的に 「ウィスキーの味」 と思われているものに近いかもしれませんが、味の厚みや後味の変化が少なくいくぶん物足りない感じを受けます。
18YOも比較的安いし、もうちょっと熟成が進んだものを飲みたいかも……。

今後は他のモルトをテイスティングするときの比較用にする予定。
次はクラガンモアあたりを飲みたいなぁ~。

2005年12月4日日曜日

オイスター with アイラモルト

アイラモルト好きとして、月の名前の最後に "r" が付く季節が来たら食べておかなければならないもの。
それは 「生牡蠣のアイラモルトがけ」 。
シングルモルトの聖地アイラ島では、生牡蠣にモルトウィスキーを垂らして食べるそうな。
この話は日本でも紹介されていて(たとえばこちら)、アイラモルトの愛好家にとっては結構メジャーな話らしいです。


そんなわけで、僕も以前から憧れていたこの食べ方にトライしてみることに。
「殻付き」 とまでは行きませんが、せっかくなので奮発して美味しそうな牡蠣を買ってきました(宮城県産)。

早速ボウモアとラフロイグを垂らしていただきます。

oyster.jpg


6個の牡蠣を色々なアレンジ(そのまま、醤油、酢醤油、ボウモア、ラフロイグ)で食べてみた結論!
それは……

やっぱりいつもの食べ方が一番うまい(笑)


何もかけずに牡蠣そのものの味を楽しむか、酢醤油などで臭みを消した方が美味しかったです。(^^;
牡蠣にアルコールをかけると生臭さが前面に出てしまうのでイマイチ……。

もちろん牡蠣の種類や新鮮さによって合う・合わないがあると思うので一概に否定はしませんが、スーパーで買える程度の牡蠣はいつも通りの食べ方をするほうが美味しいみたいです。(^^;

2005年12月2日金曜日

花とアリス

久しぶりにDVDでも借りようかなと思い、会社帰りにTSUTAYAへ。
DVDとCDを一枚ずつ借りて帰宅し、夕食を食べながらメールチェックをしていると 「土・日レンタル半額」 のメールが届いていました……。(-_-;


普段あまり映画を観ない僕ですが、岩井俊二監督の作品は好きでたまにレンタルして観ています。
そんなわけで、今日は何気なく目にとまった 「花とアリス」 を借りてみました。

これは元々キットカットのキャンペーンとして製作され、ネット上で公開されたショートフィルムを再編集して劇場公開したというちょっと異質な作品。
そのため、ネタの要素が多すぎたり、全体的なまとまり欠けていたりして、残念ながら一本の作品としてみると完成度はあまり高くないように感じます。
それでも、映像表現や音楽、ユーモアなど作品の端々に現れる 「岩井作品らしさ」 はやっぱり強烈で、知らず知らずのうちに映画に引き込まれてしまいました。
特に、ラストのバレエシーンの美しさは圧巻です。

……そんなバレエシーンの感動と、最後の最後に待ち受けている 「なんでやねん!」 という観客の心の叫び。
「花とアリス」 が、この相反する感情を呼び覚ますために綿密に計算された作品だとすれば……岩井監督恐るべし(笑)!

2005年12月1日木曜日

父さん、もうへろへろだよ~

by 真山 at アニメ版ハチクロ 第9話

半年近く続いてきた社内のプロジェクトにようやくメドが立ち、今日は早め(といっても9時過ぎに会社を出ましたが……)に帰宅。
ハチクロDVDを見ながら一人でプチ打ち上げ中です。 :D~~~

yaki_udon.jpg

冷蔵庫にあった残り物のうどんと魚肉ソーセージで焼きうどんを作ってみたのですが、味見もせず、醤油・ほんだし・ミックスペッパーだけで適当に作った料理がこんなに旨いとは!
まさに酔っ払い料理の奇跡ですね(笑)。

2005年11月30日水曜日

忘新年会READY!

秋の健康診断の結果が届きました。

「γ-GTP、いける!」
「中性脂肪、十分!」
「血糖、やれる!」
「腎機能、いける!」
「尿酸、条件付で良し!」

「……やってみるか。ジョッキを戻せ」

―― (C) オネアミスの翼

来るべき年末年始の宴会シーズンに向け、我が軍の精鋭達は頼もしい限りです(笑)!


そんな日頃の不摂生な生活からは想像できない健康的な数値の中で、唯一C評価の項目。
……それはコレステロール

悪玉(LDL)コレステロールは正常値なのに、善玉(HDL)コレステロールが多いせいでいつも決まってC評価をくらってしまうのです。(-_-;
「善玉」 が多いのに評価が悪いと、なんとなく余計に腹が立ってしまうのは僕だけでしょうか。(^^;
動脈硬化指数(LDL-HDLの割合)が1.3なんてかなりいい成績だと思うんだけどなぁ……。

2005年11月27日日曜日

年末進行(?)

最近、やたらと仕事が忙しいのです。
原因は色々あるだろうけど、物理的に仕事の量が多くなっていることは確実。
同じような忙しさでも一つの案件に集中していられれば精神的に楽なのですが、並行して複数の案件をこなさなければならない状況のため、案件ごとに頭を切り替えたり、優先度付けや段取りを検討したり、TODOを忘れないようにしたり……と、単純な仕事量の合計以上に疲労してしまいます。(-_-;

そんなわけで、帰宅後や週末は体力を回復させるので精一杯。
Blogを更新したりする気合もなくぼへーっと過ごしてしまっているわけですが、そんな生活ばっかりしていると、それはそれでストレスが溜まります。(^^;
はやいとこ、もう少しバランスの取れた状態になってほしいもんです。


とりあえず、今は年末年始の休みを夢見て生きていくしかないのか……。とほほ。

2005年11月19日土曜日

Happy birthday to me

そんなわけで恒例の誕生日パーティを開催してもらいました。(^^
多忙な折、休出帰りにも関わらず参加してくれてありがとう。> ヨシワラ
そして幹事お疲れさま&割引券ありがとう!> OIK.

次のパーティは1月28日(土)あたりを予定していますのでよろしくです。> 各位


居酒屋でまったり飲んだ後は二次会のカラオケへ。
予告どおり溜まりまくったDAMのポイントを使い、2時間飲み放題で一人60円でした(笑)。

receipt.jpg


失恋&失業というしんどい状況で川崎に引越してきてから2年半。
潰れるまで飲み、喉が枯れるまで歌う仲間がいたからこそ、色々なものを乗り越えることができたのだと思います。

みんな、いつも、ありがとう。

2005年11月17日木曜日

村上春樹作品における小便シーンの研究

村上春樹の作品には、数多くの印象的な小便シーンが出てきます。
個人的には、小便シーンはビールを飲むシーンと同じくらい村上作品において重要な位置を占めていると思うので(笑)、小説を読み返した際にこのようなシーンを見つけたらメモしていきたいと思います。

さて、記念すべき最初のシーンは……


世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 新潮文庫 下巻 pp.237-238

私は二杯目のビールを注文してから便所に行ってまた小便をした。小便はいつまでたっても終らなかった。どうしてそんなに沢山の量の小便が出るのか自分でもよくわからなかったが、とくに急ぎの用事があるわけでもなかったので私はゆっくりと小便をつづけた。その小便を終えるのに二分くらいの時間がかかったと思う。そのあいだ背後では 「ボレロ」 が聴こえていた。ラヴェルの 「ボレロ」 を聴きながら小便をするというのは何かしら不思議なものだった。永久に小便が出つづけるような気分になってしまうのだ。


二分間小便をし続けるなんて、こりゃもう異常事態としか言いようがありません(笑)。
「私」 が、腹をナイフで切られたり地底で蛭に血を吸われたりといったハードな冒険の末にやっとの思いで穏やかに小便をする時間を手に入れたという事情を勘案すると、小便くらいゆっくりとさせてあげたいという気はするのですが……物事には限度というものがあるのではないかと。(^^;
それにしても、よりによって小便をするときに 「ボレロ」 はないよなぁ……。

ちなみに 「マイニチ」 の第11話でももが言及している 「村上春樹作品の小便シーン」 はこれだと思われます。……って、こんなこと書いても誰もわからないと思いますが(笑)。
日本にこのネタが通用する人って何人くらいいるんだろうなぁ(遠い目)。

2005年11月14日月曜日

新しい 「萌え」 の世界

長い道

夕凪の街 桜の国」 で手塚治虫文化賞新生賞文化庁メディア芸術祭大賞を受賞し、話題となったこうの史代さんの作品。
親同士の酒の勢いで結婚することになってしまった甲斐性なしの夫・荘介と能天気な妻・道の、おかしな日常をほのぼのと描いたショートストーリー集です。
いわゆるラブコメよりもこういった 「カップル・夫婦モノ」 の方が面白く感じられるなんて、「おれも歳をとったなー」 という感じですね。(^^;

夫の 「愛すべきダメ人間」 荘介も良い感じですが、本作品の白眉はなんといっても 「萌える人妻」 道さんの一言では言い表せないキャラクター(笑)。
世間では 「萌え」 が流行語だとかなんとか騒がれていますが、そんなミーハーな連中は森山周一郎の声で一喝してやりたいものです。

「萌えるってのは、こういうことさ」

2005年11月13日日曜日

久々のスターリカーズ

新しいウィスキーが欲しくなったので、散歩がてら久々にスターリカーズに行ってみることに。
先日改装した店内は、業務用食品の品揃えがパワーアップしてすごいことになっていました!
メチャクチャ安いのは分かるんだけど、クリームチーズ1kgとか一人暮らしではどうしようもないサイズの商品が多いのが困りもの(笑)。
あまりにもでかいので、見ていてちょっと気持ち悪くなってしまうこともあったり……。(^^;

物珍しげにぐるぐると店内を回ったあと、本来の目的であるお酒コーナーに移動。
飲みたいなーと思っていたウィスキーが結構安かったので、「もうすぐ誕生日だし」 と自分に言い訳して3本も買い込んでしまいました。(^^;;;

whisky.jpg

これだけあれば、幸せな年末年始が過ごせそうです……(笑)。:D~~~

2005年12月のコミックス

  • 2日 - DEATH NOTE(9)
    • helion様
  • 5日 - Dr.コトー診療所(18)
  • 8日 - アクメツ(16)
    • ミゾ様
  • 9日 - 並木橋通りアオバ自転車店(16)
  • 15日 - NANA-ナナ-(14)
    • H美様
  • 16日 - ボクを包む月の光 「ぼく地球」次世代編(2)
  • 17日 - 耕してフォーリンLOVE(3)
  • 17日 - GUNSLINGER GIRL(6)
  • 20日 - ご近所物語 完全版(4)
    • H美様
  • 22日 - ああっ女神さまっ(32)
    • ……早いとこ完結してほしい。。。(^^;
  • 22日 - げんしけん(7)
  • 22日 - ふたつのスピカ(9)
  • 26日 - ぼくらの(4)
  • 27日 - クロサギ(8)
    • OIK. 様
  • 27日 - 闇のイージス(22)
    • 19巻が見当たらないんだけど、どこに行ったんだろう? 買い忘れてはいないと思うんだけどなぁ……。
  • 28日 - エクセルサーガ(15)
    • ミゾ様

2005年を締めくくるかのように各種コミックが一斉発売。
ついに本棚の空きが無くなった今としては、嬉しいような苦しいような……。(^^;

2005年11月7日月曜日

森田忍☆個展

先日DVDの3巻が発売されたばかりのハチクロですが、只今お台場デックスのハチクロカフェ森田忍☆個展が開催されているそうです(笑)。

詳しくは公式サイト羽海野チカ先生の日記を読んでいただくとして、以前渋谷で開催されたハチクロ原画展を見に行った僕らとしては、やはり行かなければならない気がしませんか(笑)? > OIK.
イベントの内容的に、またかなりのセルフ羞恥プレイになりそうな予感がしますが……。(^^;

2005年11月6日日曜日

初パステル

……といっても、おなじみのデザートではなくフードメニュー
アゼリア店の行列を見て、以前から 「一度食べてみたいなー」 と思っていたパスタをようやく食べてみました。

今回は 「いろどり野菜とピリ辛ソーセージのミートソース」 というのを選んでみたのですが、賽の目状になって入っている野菜も下味や食感がしっかりしていて、手抜きしていない感じ。
ミートソースもまろやかでしつこくなく、他の具材の味とまとまっていて美味しかったです。:D

パスタの値段は全体的にちょっと高めですが、パン + サラダ + パスタ + ドリンク(アルコール可)のセットが一人1500円(二人ぶんのセットとして注文)なので、気軽なイタリアンのコースとして食べると 「お腹いっぱい + ほろ酔い」 という感じで結構満足できると思います。(^^

2005年11月4日金曜日

富士急ハイランド行ってきました

文化の日と週末に挟まれた今日、代休を使って富士急ハイランドに行ってきました。
とはいえ、新宿駅を7:10に出発という仕事をするよりハードなスケジュールです……。

平日を狙っただけあって、午前中で 「FUJIYAMA」 「ドドンパ」 「トンデミーナ」 の絶叫系3つと 「超・戦慄迷宮」 を制覇できてかなり満足。
天気も雲ひとつない秋晴れで、FUJIYAMA の頂上からは富士山がばっちり見えて最高でした。
平日は5時で閉園ということでイルミネーションは楽しめませんでしたが、あまり待つことなく色々なアトラクションを楽しめて良かったです。

ちなみにアトラクションの混雑具合はドドンパが一番でした。
ライドあたりの乗車人数が8名ということで、回転が悪く行列が短くても意外と待たされます。
おまけに、待っている間延々と聞かされる 「ド・ドン・パッ」 が精神的に辛い……。(-_-;
とはいえあの未体験の加速感はメチャクチャ気持ちいいし、ライドの動きが非常にスムーズで身体への負担も少ないので、絶叫系が苦手な人も一度は味わっておきたいところ。
そんなわけで、朝イチの空いている時間帯にドドンパに乗ってしまい、その後ゆっくりと他のアトラクションに行くのが良さげです。

ちなみに、僕は待ち時間が少なかったので FUJIYAMA に2回乗ったら首の筋が痛くて辛いです……。(^^;

2005年11月1日火曜日

腰痛

これまで腰痛や肩こりとは無縁の幸せな人生を歩んできたのですが、2週間ほど前に突然腰痛が発症しました。(XoX)
一時は立ち上がるのもしんどいほど痛みがひどくなり、なかなか症状が改善しないので 「タチの悪い病気だったらどうしよう……」 とネットで病状を調べたりもしましたが、今週になってようやく痛みが引いてきました。
普段健康のことなんて考えもしないで生活してますが、こういう経験をすると五体満足であることの大切さが身に沁みますね。。。

結局腰痛の原因はよく分からないのですが、仕事が多忙でブチ切れそうになっていた頃に発症しているので、ストレスや過労が原因なのかも。
身体の防衛反応とはいえ、体調不良になるとただでさえしんどい状況が余計辛くなるのでやめてほしいのですが……。(^^;

2005年10月29日土曜日

クトゥルフの夕べ

OIK. 宅で、「クトゥルフの呼び声」 TRPG セッションを開催。
早めに集合してキャラを作り徹夜なしで解散する予定が、結局1時過ぎまでかかってしまいました。
終電の都合でヨシワラは途中退席になっちゃうし、ロールなどの不運も重なって悲惨な結末になっちゃうしで今回は反省の多いセッションでしたね……。
すまそでした。> プレイヤーの皆様

当たり前ですが、プレイヤーを恣意的に誘導しないようにすると時間配分やストーリーの進め方が難しいですねぇ。
次回は事前に色々方策を練っておくようにしたいと思います。。。

2005年10月23日日曜日

鶴見川河口ポタリング

久しぶりの晴天に恵まれた週末。
徹夜の地球防衛のテンションをそのままに(笑)、ぶらりとチャリで出かけてきました。

一旦電車で帰宅した後改めてチャリでやってきた聖と一緒に、まずはおなじみの多摩川の河口へ。
ここしばらく雨の週末が続いていたせいか、風が強かったものの普段より人が多めに感じました。
河口に着いてみると、いつのまにか道の脇にこんな塀が出現していてびっくり。

hei.jpg

ごつい金属の塀はかなりの圧迫感。
太陽も完全に遮られてしまい、元々殺風景だった河口付近が更に寂しくなった感じで残念です。


意外とすぐ河口に到着してしまったので、もう少し遠出をしてみることに。
しばし相談した結果、鶴見川の河口にある大黒ふ頭海づり公園まで行ってみることにしました。

大師橋まで戻り、そこから産業道路を南下して大黒ふ頭を目指します。
産業道路は交通量は多いものの、人通りがほとんどなく湾岸地帯にありがちな寂しいエリア。
交通量が多いために空気が悪く、またゴミの不法投棄なども目立ち、残念ながら走っていて楽しいコースとはいえません。

「こんな場所は早く抜けたい」 と思い先を急いでいると、僕の後ろを走っていた聖が何者かを発見!
正体を確かめるべく道を引き返してみると……

kitty.jpg

手のひらサイズの子猫!
二人で鉄柵の茂みを覗き込んでいると、このあと同じサイズの茶トラもやってきました。
ねこーねこー

近くで見ると、ほとんど郵便猫とさほど変わらないサイズです。
ノラの母猫が産んだ子なのかなぁ。
「捨て猫だったらかわいそうだな」 と思いつつも、アパートに一人暮らしの身ではどうすることもできず……。
名残惜しく感じつつも、子猫に別れを告げ先に進むことにします。


多摩川から10kmほど走り、ようやく鶴見川に到着。
鶴見橋(第一京浜)より河口側の風景は初めて見ました。

kakou.jpg

あの細い源流の流れが、たった50kmでこんな巨大な川に成長するというのは驚きですね。
……といってもこのあたりは埋立地によって 「作られた川」 で、自然な鶴見川はもう少し細いですが。
ちなみに、写真の右奥に見える煙突(この角度では1本に見えるけど、実は2本です)は東京電力横浜火力発電所だそうです。
もう2年以上川崎に住んでいますが、横浜に発電所があったなんて今日まで全く気付きませんでした。(^^;


鶴見大橋を渡ると、まもなく産業道路を左折して大黒ふ頭方面へ。
ベイブリッジの下を通って埋立地を進んでいくと、やがて 「税関」 や 「立ち入り禁止」 の文字が現れ、今更ながら横浜が巨大な港町であることを実感させられます。
周囲が草むらに囲まれた寂しげな道を数kmほど走り、ようやく海づり公園に到着しました。

kouen.jpg

写真を撮りながら公園内をぶらぶらしていると、ちょうど日の入りの時刻を迎えました。
ふと夕焼けの風景を撮ろうと思い立ち、西の空にカメラを向けると……

sunset.jpg

沈み行く太陽の隣に、くっきりと富士山の姿。
手をつないで夕暮れを眺めるカップルの隣で、いい年こいた男二人 「ほへ~」 っと夕日の美しさに見とれていました……。

ぼくの地球をまもって

巨大生物によって破壊された街。

boueigo.jpg

そんなわけで、今週は僕の家を会場に聖とともに地球防衛!
土曜の夜から日曜の昼まで、ときどき意識を失いながらも徹夜でプレイし続け(笑)、ハードのオールクリアとインフェルノでのレア武器稼ぎを行いました。
おかげで一般的なレベルの武器はかなり入手できたけど、ハーデスト以降の攻略には若干力不足なんだよなぁ……。
ハーデスト以降は、腰を据えて攻略をしないとクリアするのが大変そうです。(-_-;

2005年10月22日土曜日

ベイリーズ

baileys.jpg

最近やってるCMの影響を受け、ベイリーズを購入してみました。

うーん、これはうまい!
アイリッシュウイスキーの心地よい風味と、クリームやバニラ、カカオのフレーバーがほどよい甘さにまとめられていて、リキュール類の中で販売量世界第一位というのもうなずけます。
特に、ウイスキー好きの甘党にとってはたまらない味ですね。(^^

飲みながら 「アイスクリームにかけて食べたい!」 と思ってググっていたら、ハーゲンダッツでもこのリキュールを使ったアイスを販売していたことがあるそうです。(現在は販売していません)
ハーゲンダッツはちょっとお高いので、100円のカップアイスを買ってきて試してみようと思います。:D~~~

2005年10月20日木曜日

2005年11月のコミックス

  • 1日 - 魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道(4)
    • OIK. 様
  • 18日 - ご近所物語 完全版(3)
    • H美様
  • 18日 - ぱにぽに(8)
    • ミゾ様
  • 22日 - おおきく振りかぶって(5)
  • 22日 - GUNSMITH CATS BURST(2)
  • 26日 - NHKにようこそ(4)
    • OIK.様
  • 30日 - MOON LIGHT MILE(11)

2005年10月18日火曜日

悪夢

気がつくと僕は実家の庭にいた。
ふと違和感を感じて周囲を見渡すと、家を建て替える前の古い風景が広がっていることに気付く。
たぶん、ここはもう20年近く昔の世界だ。

庭には不思議なものが立っている。
葉が一つもない枯れ果てた木のようにも見えるが、よく観察すると自然の木とは全く異質なものであることがわかる。
表面は全体にクリーム色。
プラスチックのように無機質な滑らかさをもち、浅い溝がいくつも上下に長く走る幹はまるで波立っているかのようだ。
幹から伸びる枝は、巨大なバラの棘を思わせる短く鋭い円柱状になっている。
地上部分の太さは直径15センチ程度だが、先端までの高さは20メートル以上あるだろう。
「木」 の根元には祭壇が設けられ、10人ほどの男女が周囲をかこんでいる。
その中には僕の母親の姿もあった。

僕は直感的に、これから何らかの宗教的な儀式が行われようとしていることに気付いた。
急いで母親に詰め寄り、儀式をやめるように説得する。
しかし母親は僕の言葉を全く聞き入れようとしない。
僕は、新興宗教に取り込まれてしまったような母親の姿に腹を立て、近くの納屋から薪割り用の斧を持ち出した。
制止しようとする人々を振り払い、祭壇や奇妙な 「木」 に斧を叩きつける。
「木」 は斧を振るうとプラスチックが割れるように次々と砕け、やがて根元からゆっくりと倒れた。


…。
……。
………。

ふと、目が覚めた。
熱があるらしく、ひどく寝汗をかいていて身体がだるい。
ぼんやりとさっきまで見ていた夢のことを思い出す。
奇妙な 「木」 のこと。衝動的な破壊のこと。そして 「木」 を倒した後のこと。

そうだ。
あの奇妙な 「木」 を倒したあと、何かとても恐ろしい出来事を体験したはずだ。
しかし、「木」 を倒すまでの夢ははっきりと覚えているのに、そこから先には霧に包まれたような恐怖のイメージがあるだけで、何が起こったのか全く思い出すことができない……。

急に暗闇に包まれていることに恐怖を感じ、慌てて枕元のPHSに手を伸ばした。
折りたたみ式のボディを開いて時刻を確認しようとするが、なぜかディスプレイが表示されない。
焦ってあちこちのボタンを押しているうちに、ようやくPHSの電源がOFFになっていることに気付いた。
バッテリーはまだ十分にあるのに、なぜ電源がOFFになったのだろう。
僕が寝ぼけていつの間にか電源を切ったのか、それとも……。

奇妙な出来事にふと夢の中の恐怖のイメージが呼び起こされ、身体の底からぞわりとした震えが這い上がってきた。

2005年10月16日日曜日

絶品

今週も宅にお邪魔して地球防衛
ようやくノーマルを全ステージクリアしました。(^^
INFERNOまでクリアしているステージもあるとはいえ、ここまでの総プレイ時間が40時間って一体(笑)。
INFERNOオールクリアまでは一体どれだけかかることか……。

そんなわけで、今週もいつものように晩御飯をご馳走に。(^^;
中でも、親分特製の角煮は絶品♪
肉がとろけるような仕上がりでマジでびっくりしました。
あんなメシがいつも食べられるなんていいなぁ……。

2005年10月12日水曜日

奇妙な夢

ウチのアパートは、廊下にキッチンがある一般的なレイアウトの1K。
ある朝目が覚め、部屋から廊下に出るドアを開けると、そのキッチンに信じられない光景が!

コンロの上の焼き網では食べ散らかした焼き魚の残骸が焦げ、床にはお菓子やビールの空き缶が散らばっているではありませんか。
驚いてあたりの様子を調べると、いつのまにか玄関ドアの鍵が開いているのを発見。
まさか、僕が寝ている間に誰かが部屋に侵入したのか!?

焦って部屋に戻り、財布や通帳が盗まれていないことを確認してとりあえずは一安心。
しかし少し落ち着いてくると、眠っている間にドア1枚隔てた向こうに誰かが侵入していたということを想像して背筋が寒くなります。
ピッキング? まさか合鍵?
……怖っ!


と思ったところで目が覚めました。

枕元のPHSを見ると、時刻は午前6時。
最近夢見が悪いのは仕事が忙しすぎるせいの気がするなぁ……。

2005年10月9日日曜日

壮行会

大学時代の後輩のshunsが転職したということで、土曜日の夜にOIK.の主催で壮行会を開催。
大学卒業以来(?)で久々に会ったらだいぶ印象が変わっていて驚いたけど、しゃべりは大学時代と変わっていませんでしたね(笑)。

川崎で飲んだあとは、いつものようにOIK.の家で宅飲み。
僕はだいぶ早い時間に寝てしまったのですが、他のメンバーは朝までゲームをしていました。

明け方ころ、半分目が覚めた状態でゲームをプレイしている音を聞いていると、いつのまにかその場で自分も一緒にゲームをしている夢を見ていて、ちょっとびっくり。
一瞬、寝ている自分とゲームをしている自分のどちらが本当なのかわからなくなってしまいました。
まさに胡蝶の夢の感覚。
今まで 「夢の中で夢を見る」 ような体験をしたことがなかったのですが、寝ぼけているだけに何が現実か分からなくなって結構怖いですね……。

他のメンバーが早朝の電車で帰宅したあと、僕はそのまま眠らせてもらって10時頃に帰宅。
いつもお世話になってスマソです。> OIK.

2005年10月6日木曜日

イラズラなKiss

H美親分に 「イタズラなKiss」 全23巻を貸してもらい、しこしこと読んでます。

知らない人のために説明しておくと、「イタズラなKiss」 は90年代初めに連載が始まり、連載中の99年に作者が急逝し未完のまま終了した伝説の少女漫画。
クールで頭が良くて金持ちの男に、ドジだけど一生懸命な女の子が懸命にアタック。紆余曲折の末に見事男のハートを射止める……という少女漫画の王道をいくストーリーです。
ようやく10巻まで読み終えましたが、今読むと90年代カルチャーの描写がたまりません(笑)。
カラオケの順番が来ると店の人に呼ばれたりとか。(^^;

それにしても、二人とも大学卒業を待たずして結婚か……。
大学時代に読んだときは気にも留めなかったのに、今読むとなんとなく焦りを感じてしまうのはなぜだろう(笑)。

2005年10月2日日曜日

オタク的映画鑑賞

日曜洋画劇場トゥームレイダーを見る。

おお!
セーラーヴィーナス VS シャア

……ダメ人間(笑)。_| ̄|○...


注:

ララ・クラフト → アンジェリーナ・ジョリー → 深見梨加 → セーラーヴィーナス
パウエル → イアン・グレン → 池田秀一 → シャア・アズナブル

ララ(ァ) VS シャアと考えるとさらにアツいですね(笑)。

2005年9月29日木曜日

2日目書きました

ずいぶんと時間がかかってしまいましたが、ようやく自分探し3級取得プロジェクトの日記を追加しました。

カテゴリーページからご覧ください。

2005年9月27日火曜日

あれが連邦の新型か!?

WILLCOMの新しい音声端末ラインナップの導入について

新型キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

このラインナップだとこのまま京ぽん2かな~と思うけど、「WX310シリーズが20,000~30,000円程度」ってちょっと高すぎじゃないですか!?
ここは価格が落ち着くまでしばらく待ちかな……。

2005年9月24日土曜日

ハチクロDVD 2巻

休日出勤から帰って来るとハチクロDVDの2巻が届いていたので、晩酌しながら早速鑑賞。

はぁ~、失恋番長(山田さん)最高です……。:D~~~
恋愛対象としてどうこうするより、森田さん的な立場から生暖かい目で暴れん坊ぶりを見守ってあげたいですね(笑)。

研究

三連休の中日だというのに、今日は休日出勤……。
会議に出席していた他のメンバーと一緒に、会社の近所で人気のイタリア料理店に行くことになったので、料理の参考にカルボナーラを注文してみました。
研究目的で料理を注文するなんて始めての経験です。(^^;

その店のカルボナーラは、ブラックペッパーの量も少なめでやさしい感じの味でした。
たぶん白ワインでソテーしていると思うのですが、やわらかなベーコンからうまみがソースに広がっていくのがいい感じ。
カルボナーラというとよく「カリカリのベーコン」という表現が出てきますが、僕はベーコンにはあまり火を通さないほうが好きなので、次回はこの方法で作ってみようかと思います。(^^

2005年9月22日木曜日

青春の塔

tower_of_youth.jpg

ようやく完成しました(笑)。

あとはぶち壊すだけなんですが……ちょっと躊躇しちゃいますね。(^^;

2005年9月21日水曜日

東京奇譚集

村上春樹 著

不思議な偶然が織り成す奇妙な物語。


作品中の、「男が一生に出会う中で、本当に意味を持つ女は三人しかいない」というセンテンスをもじって

人間が一生に出会う中で、本当に意味を持つ作家は三人しかいない

と言うならば、僕にとって村上春樹は間違いなくその一人だ。


それはストーリーではなく、文体でもない。
行間から湧き出す目に見えない塵のようなものが知らぬうちに体の奥底に流れ込み、心の内側のざらついた表面や醜い傷跡をくっきりと浮かび上がらせる――そんな感覚。

2005年9月19日月曜日

牛肉とセロリのオイスターソース炒め

体を動かしたらちゃんとした夕食が食べたくなったので、近所のスーパーに買い物に出かけることに。
特売の牛肉を見つけたので、セロリと一緒にオイスターソースで炒めてみました。

banmeshi.jpg

パン屋で買ってきたフランスパンと赤ワインを添えると、ディナーって雰囲気でいい感じです。(^^


調子に乗って飲んでいたら、気付くとまた今日もぶっ倒れていましたが(笑)。

飛行機のおなかを見に行こう

天気もいいしなんとなく体を動かしたくなったので、洗車したてのチャリで浮島公園(東京湾アクアラインの川崎側入口近く)に行ってきました。

羽田空港撮影ガイドでも紹介されている通り、この公園からは羽田空港のA滑走路(南北に走る滑走路のうち陸に近いほう)に離着陸する飛行機が比較的間近に見えます。
今日はちょうどA滑走路から南に向かって離陸するコースになっていたので、飛び立った飛行機のおなかが良く見えました。

今まで行った中では(空港周辺を除いて)最も飛行機が近く見え、人も少なくてなかなかいいポイントなのですが、問題は公園までの道のり。
工場群から立ち上る悪臭にひたすら耐えて進まなければならないのです。(^^;
車ならともかく、自転車で行くのは全くオススメできません(笑)。

2005年9月18日日曜日

晩酌

そんなわけで、今晩の晩酌セットはこんな感じ。

banshaku.jpg

今日久しぶりにウイスキーを飲んだら、自分がかなりのウイスキー好きだってことを思い出してちょっとびっくりしました(笑)。
夏の間はビールばっかりだったけど、やっぱ涼しくなってくるとウイスキーの出番ですね。(^^

キリン 富士山麓

↓ の酒バトンを書いていたら無性にウイスキーが飲みたくなってしまったので、ふらふらと近所のヨーカ堂へ(笑)。

ファイネストかカティーサークが安売りしていることを期待したのですが、どちらも通常価格。
差額が結構大きいので迷っていると、たまたまキリンの富士山麓というウイスキーが1000円ちょっとで売っているのを見つけました。
普段は国産ウィスキーは飲まないのですが、50度という度数と樽熟成による香りを前面に押し出した商品説明にひかれて、試しに購入してみることに。
帰宅後、キッチンで酒のつまみをつくりながらさっそくストレートで飲んでみたところ……。

「あれ? これって結構美味しいかも!」

甘い香りとは裏腹に、ピートの効いたスモーキーで塩っぽいアタック。
そしてクセがなくまろやかな後味。
味だけでいうと、ボウモアからヨード臭さを抜いて万人受けするテイストにした感じでしょうか。
さすがに後味の複雑さや余韻の長さは遠く及ばないけど、この値段でこの味なら十分に楽しめると思います。(^^

こうなると、富士山麓 シングルモルト18年がかなり気になってくるのですが、お値段はなんと15,000円
……プレゼントに応募しようっと(笑)。

酒バトン

あふろから酒バトンを頂いたので書いてみます。
語れるほど酒を知らないのですが......。


【1:今、冷蔵庫に入っているお酒の容量は?】

冷蔵庫には何も入ってません......。
買って来たらすぐ飲んでしまうので。(^^;

冷蔵庫にはいっていないのは、

  • ボウモア 12年
  • スミノフ
  • バカルディ ホワイト
  • カンパリ

といったところです。
買ってくると全部飲んでしまうので、種類が一向に増えません。


【2:好きな銘柄は?】

ビールなら一番搾り。スコッチはバランタイン・ファイネストやカティサーク。ジンをストレートで飲むならボンベイサファイア。最近聖に飲ませてもらったビーフィーターWETも美味しかったですね。
最近はアイラモルトを色々試したいと思っているけど、いかんせん値段が。


【3:最近最後に飲んだ店は?】

昨日飲みに行ったチェーン店NIJYU-MARU。
タッチパネルで注文できるのはいいけど、テーブルの真ん中にあるのは邪魔だと思う。。。


【4:よく飲む、もしくは思い入れのある5杯】

  • 一番搾り
    少し前までは発泡酒だろうがその他雑酒だろうが平気で飲んでいたのですが、最近ではマズくて飲めなくなってしまいました。
    そんなわけで、ビール大好きな僕の晩酌はいつもこれです。
  • シベリアン・エクスプレス
    村上春樹が著書で紹介していたカクテル。ドライな味わいがたまりません。一人で晩酌しながら二日酔いになれる危険なお酒です(笑)。
  • カンパリ・グレープフルーツ
    グレープフルーツが好き。苦味のあるカクテルが好き。......とくればこれで決まり。
    100%グレープフルーツジュースは安価に手に入るので、トニックウォーターを使うカクテルより気軽に飲めるのがいいところ。
  • ドランブイ
    スコッチ好きにはたまらないリキュール。「バーテンダー」を読んで初めて知りました。
    ロックでも美味しいですが、スコッチで割った「ラスティ・ネイル」がいい感じ。その日の気分で両者のバランスを変えればいろいろな味わいが楽しめます。
  • ペリエ
    発泡性ミネラルウォーター。お酒じゃないけど好きなので。
    パスタを食べたりすると無性に飲みたくなります。
    タンブラーではなく、シャンパングラスやワイングラスで飲みたい水です。

【5:ジョッキを渡す5人】

blogやってる友達が5人もいないので渡せません(笑)。
痛風になってビールが飲めなくなるとか、不幸が起きなきゃいいけど......。

2005年9月17日土曜日

カルボナーラ初挑戦

先日、近所のスーパーでフェットチーネ(平麺タイプのパスタ)がお買い得になっているのを見かけてから、なんとなく作ってみたくなったカルボナーラ

ネットでレシピを調べてみたところ、同じカルボナーラでもずいぶんバリエーションがあるみたい。
今回は初挑戦なので、材料が少なくて済む簡単そうなレシピを選んで作ってみました。

carbonara.jpg

仕上げにフライパンを使わない方法でやってみたので、初めてにしては結構美味しそうにできました♪


……とはいえ、パスタとソースの味のバランスが分からなかったために若干塩が効きすぎていたり、と反省点も色々。(^^;
これから涼しくなってくるし、こってり系パスタも練習していこうっと。

2005年9月16日金曜日

所感

この現実を受け入れる覚悟のない奴に
この現実を変えられるはずがない

なんて思うメランコリックな今日この頃。
ビールと一緒に全てを飲み込んで、今だけでも全てを忘れてしまうことにしよう。


今日のハチクロでは、竹本くんがついに仙台に到着したらしいですね。
僕も日記の続きを書かなきゃなぁ~。(^^;

2005年9月13日火曜日

2005年10月のコミックス

  • 5日 - クロサギ(7)
    • OIK. 様
  • 5日 - 闇のイージス(21)
  • 7日 - ういういdays(3)
  • 8日 - アクメツ(15)
    • ミゾ様
  • 19日 - ラバーズ7(4)
  • 24日 - いばらの王(6)
  • 27日 - まほらば(10)
  • 27日 - せんせいのお時間(6)
  • 28日 - 20世紀少年(20)

おお、今月は犬上すくね先生2連発ですね。(^^
ディストーションはまだかなー。

2005年9月10日土曜日

訓練完了!

金曜の夜、なんとなく飲みたくなったので川崎周辺の友人にメール。
忙しいメンバーが多かった中、唯一帰宅していた宅にお邪魔させてもらい、宅飲みをすることになりました。

もちろん地球防衛軍2もプレイさせてもらうつもりだったのですが、調子に乗って飲んだせいであっという間に沈没。
危なくまたトイレを占拠しそうになり、ほとんどプレイできずに寝てしまいました。(^^;


そんなわけで、翌日目を覚ましたところで早速二人プレイを開始。
初めてなのでEASYでプレイしたのですが、新手の敵がなかなか手ごわくて全体的に難易度が上がった感じです。
とはいえ、それよりも問題なのはステージの多さ。
EASYからINFERNOまで5周もあるのに、ステージ数が70以上というのははっきりいって辛いです……。

当初は昼くらいまででさくっと1周クリアできると思っていたのですが、そのままぶっ続けでプレイしてクリアできたのは夜9時近く。
久しぶりに頭がおかしくなるくらいゲームしまくってしまいました。
相変わらず恐ろしいゲームだぜ……(笑)。

そんなわけで、聖宅で朝・昼・晩と三食ご馳走になってしまいました。スマソ (^^;
今度お邪魔するときはなんかお礼持って行くので許してクダサイ……。


さて、そんなわけでEASYをクリアしてようやく訓練終了
次はいよいよ本番っすね(笑)。> 聖

2005年9月8日木曜日

amazonのトラブル体験

先日ふとハチクロのDVDを購入しようと思い立ってamazonを覗いてみると、まだ初回限定版の在庫があるのを発見。
20%OFFだったので早速注文したのですが、今日になってamazonから

「お客様が指定したクレジットカードは、カード会社から認証されていません」

というメールが届いたではありませんか。
これまで何度も使っているカードだし、もちろん有効期限も切れていません。
これはもしや不正利用!?

不安になったので、24時間対応のカード紛失連絡窓口に電話。
現在の状況を伝えてカードの状態を確認してもらったところ、「全く問題ありません」との回答だったので一安心しました。

オペレータの方の話によると、「今晩は他にも同様の問い合わせが来ており、amazon側のトラブルの可能性も考えられる」 とのこと。
その後、amazonのwebからカスタマサポートに問い合わせてみたところ、やはりカード決済の部分でシステムトラブルが発生していた模様。
回答のメールと前後して発送完了のメールも届きました。

スキミングやらフィッシングやら、物騒な話題が多い昨今。
何事も無く済んで良かったです……。

旅の記録

自分探し3級取得プロジェクトの旅の記録をようやく書き始めました。

blog のシステム上、古い日付の記事はトップページに表示されないので、自分探し3級取得プロジェクトのカテゴリーページからご覧ください。

2005年9月5日月曜日

2005年9月のコミックス

  • 2日 - DEATH NOTE(8)
  • 2日 - バーテンダー(3)
    • helion様
  • 5日 - 絶望に効くクスリ ONE ON ONE(5)
  • 10日 - 僕と彼女のXXX(3)
  • 13日 - のだめカンタービレ(13)
  • 16日 - ご近所物語 完全版(1)
    • H美様に期待(笑)
  • 21日 - ブラックジャックによろしく(12)
  • 21日 - ああっ女神さまっ(31)

2005年8月29日月曜日

3日目: 自分探しオーラMAX (いわき~仙台 約150km)

廊下から聞こえてくる話し声で目が覚めた。
一番奥の部屋に泊まっていた大学生くらいのグループが出発の準備をしているらしい。
充電器に繋いでおいたPHSを見ると時刻は午前5時半。
予定より若干早かったが、睡眠は十分だったのでそのまま起床することにした。
ベッドの上で体を起こすと体中の筋肉が悲鳴を上げる。
昨日のハードな行程のせいで全身が筋肉痛だ。
左膝の痛みは相変わらず。
そのうえ、左膝をかばったためか右膝にも痛みが出てしまっている。
とりあえず右膝にも湿布を貼ってみたものの、無事走ることができるか不安が募る。
今日のコースが平坦でありますように……。

taira_yh.jpg

部屋の窓から外を覗くと、昨日とはうってかわって雲ひとつない青空。
しかし、夜のうちに雨が降ったらしく大きな水溜りができていた。
「昨晩野宿をしていたら酷い目にあっていたかもしれない」 と思うと、屋根の下で眠れることのありがたさを再認識させられる。
一部乾いていなかった洗濯物に扇風機で風をあてて乾燥させるなど準備に時間がかかり、YHを出発したのは7時半。
宿泊客の中で一番遅い出発になってしまった。


三日目ともなると、サドルにまたがった尻が痛い。
YHの目の前には白砂青松100選に選ばれている新舞子浜が広がり、道路沿いには見事な松林が続いているのだけれど、膝と尻の痛みに慣れるのに必死な僕には景色を堪能する余裕はない。
どちらも体が慣れてくれば痛みは軽くなるのだが、朝は体がほぐれていないだけに余計辛い。
しばらくの間はサドルから半分尻を浮かせたまま走るしかなかった。


YHから30分ほど走ったところにあったコンビニで、おにぎりとアミノ酸ゼリーの朝食を摂っていると、年季の入ったミニベロに乗ったおじさんに話しかけられた。
話を聞いてみると、50代になってから徒歩旅行を始め、最近は自転車も使って日本中を旅しているとのこと。
既に四国遍路を2回歩いたほか、日本中あちこちを旅行しているそうだ。
今回は、昨日仙台を出発してここまで走ってきたそうで、いわき市のあたりまで走ると、以前に旅したぶんと合わせて6号線制覇になるらしい。
失礼と思いながら年齢を聞いてみると、なんと64歳とのこと。
がっしりとした身体がよく日焼けしていて、エネルギッシュな立ち振る舞いはとても還暦を迎えているとは思えなかった。
一足先に出発したおじさんが坂道を颯爽と登っていくのを眺め、「僕も頑張らなきゃ」 と気持ちを新たにする。


朝食を終えて再び走り出すと、6号線はいきなり丘陵地帯に入り込んだ。
ツーリングマップルの縮尺では全く等高線がないエリアだが、実際にはだらだらしたアップダウンがかなりの距離に渡って続いている。
急坂というほどではないけれど、どこまで続くかわからない上り坂は精神的に辛い。
おまけに空は雲ひとつない天気。
フラフラと坂を上っていると額からぽたぽたと汗が流れ落ちる。
脱水症状や熱射病が怖いので、道路沿いに点在するコンビニを見つけては水分補給と休憩を繰り返した。

ice.jpg

国道沿いの郊外にあるコンビニは、僕のような自転車旅をしているチャリダーが立ち寄ることも珍しくないらしい。
僕もだいぶ自分探しの旅に馴れ、自然と首にタオルを巻いたままコンビニに立ち寄ったりするようになっていたので、会計の際に 「どこまで行くの?」 などと話しかけられることもあった。

アップダウンに苦戦しつつも、昼過ぎにいわき市と仙台との中間地点に到着。
朝から上り坂に苦戦して今日の目的地の仙台にたどり着けるか心配だったので、昼の時点で中間点まで来れて一安心した。

mid_point.jpg

道の駅そうまで昼食をとり、6号線をまた北に向かった。
宮城との県境付近で再び坂が多くなってきたが、昼食をしっかりとったためか午後は比較的順調に距離をかせぐことができた。
関東を脱出したせいか、このあたりまで来ると僕と同じように自転車旅をしているチャリダーをちらほら見かけるようになった。
同じチャリダー同士ということで親近感がわき、行き違う際に自然とお互いに手を上げて挨拶するのだけれど、これがとても気持ちいい。
言葉を交わさずとも見ず知らずの相手と連帯感を持てるというのは、ツーリングの大きな楽しみかもしれない。

昨日と一昨日の経験から野宿する気は完全になくなっていたので、仙台到着の目処が付いたところで早速YHに予約を入れることにした。
ツーリングマップルで調べると仙台市内には3件のYHがあったので、一番南にある道中庵ユースホステルに電話。
昨日は4人部屋に1人で泊まったが、今日はYHらしくもう一人と相部屋になるとのこと。


仙台の手前で阿武隈川を渡ると6号線と4号線の合流点が見えた。
交差点の近くにある距離ポストを見ると東京からの距離は約340km。
一昨日、旅への不安とともに思いを馳せた場所が今目の前にあるのだと思うと、まるでゴールしたかのような嬉しさがこみ上げてくる。

route4.jpg

4号線に入ると、突然交通量が増えたうえに路面の再舗装工事路が行われているせいで、ひどく走りにくくなった。
急にペースが落ちて焦りそうになるのを抑え、できるだけ膝に負担をかけないよう歩道をゆっくり走る。
目的地の道中庵YHは住宅地の中にありツーリングマップルの地図だけでは見つけにくかったものの、幸い昨日に比べるとだいぶ時間に余裕があったので無事日没前に到着することができた。

dochuan_yh.jpg

いかにも 「合宿所」 という雰囲気だった昨日の平YHとはうって変わり、今日の宿道中庵YHはまるで料亭か一軒宿の温泉といった風情。
門にかかったYHの看板を確かめても、思わず 「本当にここでいいのか!?」 と不安になってしまう。
立派なのは外見だけではない。
部屋は一般の温泉宿と言われても文句の無い作りだし、談話室には英字新聞まで用意されているというサービスの良さ。
その上、なんと風呂は檜風呂だ。
一口にYHといっても色々な施設があるということは出発前に調べて知っていたけれど、まさかこんな立派な場所があるとは想像していなかったので驚いてしまった。

この設備の充実ぶりに気を良くしたから……というわけではないけれど、この先もYHに宿泊することに決め、宿泊の手続きと同時にYH会員の登録を行うことにした。
YHでは通常、会員以外はビジター扱いになり宿泊費がプラス1000円となる。
会員登録には2,500円かかるものの、順調にいっても今日を含めてYHに3泊することになるので、会員になったほうが最終的に500円得になる。

手続きを終えて部屋で荷物を整理していると、相部屋の相手が風呂から戻ってきたので挨拶がてら話をした。
普段なら初対面の相手とどんな話をすれば良いのか困ってしまうところだが、YHではお互い旅行者なので 「どこから来てどこへ行くのか」 を話すだけで盛り上がる。
話を聞いていると、相手は埼玉から来た大学3年生とのこと。
このYHに数日間泊まり仙台観光をするのだそうだ。

お互いの話が一段落したところで早速風呂へ。
朝から一生懸命日焼け止めを塗っていたのだけれど、雲一つない晴天のおかげでかなり日焼けしてしまったらしく、湯船につかると手足がひりひりと痛んだ。
夕食は頼んでいなかったので、夕涼みがてら近所のマックまで散歩してハンバーガーをテイクアウト。
牛タンを食べに行く気合はなかったので、イーグルスのロゴが入ったビールで仙台の気分を味わいつつ、PHSから掲示板に近況報告を書き込んだ。

beer.jpg

相部屋の大学生がかなり話し好きな性格だったこともあり、話をしているうちにいつのまにか時刻は11時過ぎになっていた。
明日からの旅に備え、慌てて今日の旅の記録をメモして部屋の明りを消す。
身体はいつになく疲れ切っていたけれど、明日からの旅のことを思うと興奮してなかなか眠ることができない。
明日はいよいよ松島だ……。

2005年8月28日日曜日

2日目: 屋根の下で眠る幸せ (土浦~いわき 約150km)

目が覚め、周囲が明るくなっているのに気付いて最初に感じたのは 「やっと夜が終わってくれた」 とほっとする気持ちだった。
時刻は5時過ぎ。
天気はどんよりとした曇り空。
昨晩の暴風はすっかり止んでいたが、起き上がってみると空気は肌寒さを覚えるほど冷え込んでいた。

nedoko.jpg

恐る恐る膝を曲げてみると、歩けないほどではないけれど痛みはしっかり残っている。
公園内の公衆トイレで顔を洗い終えてからも動き出す気力が持てず、ベンチに腰掛けて湖畔の風車をぼうっと眺めていた。
進むべきか、リタイヤすべきか……。

6時を過ぎるとジョギングや犬の散歩で公園を訪れる人が増えてくる。
いつまでも寝袋を広げているわけにもいかず、朝食をとってからリタイヤするかどうか決めることにして、出発の準備を整えた。
公園内の歩道でゆっくりとペダルをこぎはじめると、痛みのせいで左足にはほとんど力を入れられないが、全く走れないというほどではないようだ。
左足に負荷をかけないように注意して、ゆっくり走る。

昨晩のコンビニで朝食を購入。
相変わらず食欲が無く、ホットコーヒーで流し込むようにしてパンを食べた。
食事を終えても立ち上がる気になれず、しばらくのあいだコンビニの前を行き交う車をぼうっと眺めていたが、やがてエネルギーを補給したせいか元気が出てきた。

「2日目でもうリタイヤなんて恥ずかしいし、とりあえずもう少し走ってみよう。その上で膝が痛くて全く進めないようなら、リタイヤしても格好が付くし」

とても前向きな気持ちとはいえないが、そう考えることでやっと再び前に進む踏ん切りをつけることができた。


多少道に迷いつつも16号線に合流し、今にも雨の降り出しそうな曇天の下を北に向かった。
膝の痛みを気にしながらゆっくりと歩道を走っていると、追い越していった車の助手席の窓からおばさんが顔を出して 「シートを落としましたよ!」
とっさに 「ありがとうございます!」 と叫んで急ブレーキをかける。
振り返って確かめると、サドルと荷物の間に挟んでいたアルミシートが無くなっていた。
荷造りをしている時から安定性が悪いなとは思っていたのだが、やはり走っているうちに落としてしまったようだ。
周囲に注意しながら2、300メートル戻ると、車道と歩道の間にある緑地にシートが落ちているのを発見。
車に踏まれたりした形跡もなく、無事回収することができた。
「誰にも頼ることができない」 という気持ちから精神的に余裕がなくなっていただけに、ちょっとした親切がとてもうれしく感じられる。

10時前頃、東京から100kmの距離ポストに到達。

100km_point.jpg

今朝出発したときには膝の痛みのせいで水戸までたどり着けるのかさえわからなかったため、「水戸まで7km」 の表示を見て元気付けられた。
郊外の道は信号が少なく一定の速さで走り続けられるため、膝への負担が少なくて済む。
しかしその一方で、所々に一般道との立体交差によるアップダウンや、高速道路の入口を迂回するための歩道橋があり、その度ごとに膝が悲鳴を上げた。


イミテイションなんて 蹴飛ばして
この痛みは ナイナイふりして
最後に笑う人は 誰でしょう?
急がば廻れ

―― JUDY AND MARY 「motto」


ふと気が付くと、このフレーズが絶えず頭の中で繰り返されている。
これが噂の 「ガンダーラ現象」 なのだろうか……。


昼近くなった頃、若干空腹を感じてきたので目に付いたコンビニに入った。
店の前に座り込んでハンバーガーを食べ、コンビニの店名から現在地を調べると日立市の多賀町という場所らしい。
道路が走りやすいせいか、だいぶペースが上がっていて元気付けられる。
食事を終え、PHSの電源を入れてみると聖からメールが届いていたので返信。
普段の居場所から遠く離れてみると、普段当たり前のように思っていた世界の大切さ・人間との繋がりの大切さを改めて強く思い知らされる。


日立市を過ぎると、6号線はついに海と出会う。

first_contact.jpg

しかし、海沿いの道だからといって平坦というわけではなく、むしろこれまでの内陸のコースよりアップダウンがきつい。
福島との県境を前にして次第に雲行きも怪しくなり、ぱらぱらと小雨まで降り出してきた。

最初は気にせずそのまま走り続けていたが、次第に雨脚が強くなってきたためコンビニの店頭で雨宿りさせてもらうことにする。
既に時刻は午後3時過ぎ。
そろそろ今夜の寝床をどこにするか考えなければならない。
昨晩の経験で野宿にはすっかりこりていたし、天候も不安定なので今夜は屋根のある場所で寝たかった。

ツーリングマップルを取り出して確認すると、35kmほど先のいわき市にユースホステルが2軒あることがわかった。
出発前は 「他の旅行者と相部屋」 というところに抵抗があってあまり利用する気はなかったが、野宿の辛さに比べれば布団で眠れるだけで十分だ。
初めての利用ということで少し緊張しながら電話をかけてみると、一軒目は休館日ということで断られてしまったが、二軒目で無事予約がとれた。
野宿慣れしていないと、寝床が決まっていないことに対する不安感はかなり大きい。
今日の目標地点がはっきりしたことで、安心感とともに驚くほど気力が湧いてくるのがわかった。


雨が弱くなってきたところで、再び自転車にまたがって走り出した。
小雨がぱらつく中を走っていくと、濡れた路面がくっきりとラインを描いて乾燥した路面に変わる場所に出くわした。
不思議な風景を眺めていると、竹本くんの 「雨の終わる場所」 のエピソードが思い出され、「いつのまにか遠くまで来たんだなぁ……」 と急に旅の実感が湧いてくる。
やがて、県境を越えていわき市に入った頃には青空も見えてきた。

iwaki.jpg

赤みを帯び始めた太陽の光を背中に浴びながら、ユースホステルのおばさんに聞いた道順に従って6号線のバイパス(いわきサンシャインロード)を走る。
最初のうちは一般道との立体交差によるアップダウンにてこずらされるだけだったが、市街地を通る旧道から分かれたバイパスは、次第に山の中に入り込んでアップダウンが激しくなっていく。
ただでさえ辛い山の中のコースなのに加えて、道路の拡張工事の影響で歩道が全くない区間が多く、バイパスを飛ばす車のすぐ脇を低速でふらふら走らざるを得ない。
肉体的にも精神的にもどんどん疲労が蓄積していく。
もう体力は限界に近いのに走っても走っても次の坂が現れ、山の中をぬって建設されたバイパスの周囲には人家もほとんどない。

周囲を包み込み始めた夕闇に急き立てられて夢中でペダルをこいでいると、自分でも気付かないうちに体力を消耗していたらしい。
歩道にしゃがみ込んで地図を確認した後、立ち上がろうとするとハンガーノックと水分不足から危なく貧血で倒れそうになった。
非常用に準備していたカロリーメイトをむさぼるように食べ、ボトルが空になるまで水を飲んでようやく動けるようになったけれど、日没とともに山の中の気温はぐんぐん下がり焦りばかりが増していく。

すっかり日が暮れた頃、ようやく丘陵地を抜けて6号線と合流することができた。
ここまで来ればユースホステルまでは残り僅か。
7時前に無事今日の宿平ユースホステルに到着することができた。
なかなかいいキャラクターをしたペアレントのおじいさんに宿泊の手続きをしてもらうと、公営の施設のせいか宿泊費はユースホステルの中でも格安の1,830円とのこと。
相部屋の客がいるのかと思っていたけれど、夏休みも終わりのせいか今日の泊り客は僕を含めて3組のみと非常に空いていて、4人部屋に一人で泊まれることになった。
一日中走って疲れ切ったあとだったので、一人でゆっくりできるのは非常にありがたい。
部屋に入ってベッドに腰を下ろし、ようやく心からほっとすることができた。

taira_yh_room.jpg

素泊まりのため、一息ついたところでおじいさんに教えてもらった近所のレストランに向かう。
既にシーズンオフのせいか、海岸沿いに立つ店の客はカウンターでコーヒーを飲みながら文庫本を読んでいるおじさんが一人だけ。
少し気まずい思いをしながら四人がけのテーブルに着くと、さっきまで文庫本を読んでいたおじさんがメニューと水を運んできた。
「この人は客じゃなかったのか」 とびっくりしていると、おじさんは再びカウンターに座って文庫本を広げた……。
なんとも奇妙な雰囲気を持った店だったけれど、外界と別の時間が流れているような店内は調度やBGMが不思議なほど心地良く、運ばれてきたハンバーグセットも手抜きが感じられず素直に美味しかった。
こんなふうに 「近くにあったら常連になりたい」 と思うような店に出会ったのは初めてかもしれない。

食事を終えてユースホステルに戻り、風呂に入って汗を流した。
温泉ではないけれど、熱いお湯に浸かれるというだけで何ともいえず気持ちいい。
強風に耐えながら寝袋の中で震えていた昨晩とのあまりの差に、明日以降もできるだけユースホステルに泊まろうと決心した。

ゆっくりと湯船に浸かった後は、洗濯機を借りて汚れ物を洗い明日からの旅の準備を整えた。
洗濯物を干し終えて時計を確かめると、時刻は8時半過ぎになっている。
ふと24時間テレビの100kmマラソンのことを思い出し、ロビーのテレビを付けてみると丸山弁護士が間もなくゴールを迎えるところだった。
リアル夜のピクニックで100kmという距離の遠さを知った今、ゴールしても飄々としている丸山弁護士を素直に 「すごいな」 と思う。
……僕も負けてはいられない。
今朝あれほど悩んだ 「リタイア」 の文字は、僕の心からいつのまにかすっかり消え去っていた。


10時の消灯時間が迫ったので、部屋に戻ってベッドに横になった。
寝る前に現在の状況を掲示板に書こうかと思ったが、なんとPHSが圏外。
現状報告は明日にすることに決め、一日ぶりの布団の上で安らかに目を閉じた。

2005年8月27日土曜日

1日目: 最悪のスタート (川崎~土浦 約90km)

午前5時に目覚まし時計のアラームが鳴った。
枕元に手を伸ばしてアラームを止めカーテン越しに様子をうかがうと、既に外はすっかり明るくなっているようだ。
しかし、起き出す気力がなく再び目を閉じてしまう。
再び目が覚めたのは7時を過ぎた頃だった。

なんとか布団から這い出したものの、旅への不安や「やめておけば良かった」という後ろ向きな考えばかりが浮かんでくる。

「この旅を無かったことにするようなうまい言い訳はないだろうか?」

でも。
そんなものはないってこと。
そして、そんなことをしたら自分が一番後悔するってこと。
それは自分自身が一番良く知っている。


重苦しい気分を抱えたまま、それでもなんとか体を動かして準備を始めた。
着替えや洗面道具、医薬品、工具類、行動食、飲料水用のボトル、寝袋やマット、輪行袋。
本格的なキャンプ道具は無いけれど、何日も旅をするとなると細々とした荷物がかなりの量となる。
荷物を詰め込むと、今回の旅のために用意したシートポストキャリアバッグはほぼ一杯になった。
入りきらない荷物や貴重品はリュックに入れて背負うことにする。
荷物の準備が一段落したところで、昨日のうちに買っておいたパンとアミノ酸ゼリーで朝食を摂った。

ボトルに水を詰めたり日焼け止めを塗ったりして、出発の準備が完全に整ったのは10時近くになってからだった。
キャリアに荷物を固定すると、自転車は持ち上げるのも容易ではない重さになる。
こんな状態のまま、ロードレーサーの重いギアで坂を上れるだろうか。
「いざとなれば降りて押せばいい」と思いつつも、不安は募る。

bicycle.jpg

走り出す前にPHSでメールをチェックすると、OIK.と元カノから応援のメールが届いていた。
返事を書いていると、出発前の不安な気持ちが少しだけ軽くなる。
これでやっと「ここまで来たらもう走り出すしかないんだ」という踏ん切りが付いた気がした。
ドアに鍵をかけ、自転車にまたがる。
「何回ペダルを回せば目的地にたどり着けるのだろう」
そんな、希望とも不安ともつかない気持ちを抱きながら、慎重にペダルをこぎ始めた。


若干雲が多目で日差しがキツ過ぎず、走りやすい天気。
膝痛を警戒しつつ、抑え目のペースで都心に向かって北上する。
荷物のせいで自転車のバランスが変わっているため、出発早々転んでてケガをしないか緊張が続く。
都心部は交差点が多いためペースが上がらず、国道6号線の起点である日本橋に着いたときには、既に正午近くなっていた。

route6.jpg

日本橋三丁目の交差点で国道4号線と分かれた6号線は、千葉を経由した後、茨城・福島・宮城の沿岸を通り、仙台で再び4号線と合流する。
その場所は300kmの彼方だ。

6号線を走っていくと、交通標識に「浅草寺」の文字が見えた。
「浅草寺ってなんか聞いたことあるな……」とぼんやり考えながら近づいていくと、大勢の観光客の向こうに巨大な提灯を発見。

kaminarimon.jpg

関東に来て今年で5年目になるけれど、実際に雷門を見たのは初めて。
できればもっと近くに寄って見たかったが、偶然にもあさくさサンバカーニバルの当日だったこともあり、物凄い人出で近寄ることすらできなかった。
「そのうち電車で来よう」と思いつつ、写真だけ撮って先を急ぐことにする。


千葉に入ったところでコンビニで昼食を摂ることにした。
あまり食欲がないため、朝食に続いてパンとアミノ酸ゼリーを購入。
食事をする場所のアテがないため仕方なく店頭に座り込んで食事をしていると、次第に腹が痛くなってきた。
旅への緊張からか月曜日頃からずっと便秘が続いて困っていたのだけれど、体を動かしたことで腸が反応したらしい。
幸いにもコンビニの目の前にいたためすぐトイレに入ることができたものの、次の客に急かされたために中途半端な状態でトイレから出ることに。
市街地で比較的コンビニの数が多い場所だったこともあり、もう一度便意を催すまで待っているのも気が引けたので、とりあえず先に進んで様子を見ることにした。

しばらく腹痛もなく安心していると、6号線と16号線が交差するあたりまで来て急に腹痛が再発した。
慌ててコンビニを探すがそれらしき看板は見えない。
しかし腹痛はかなりひどく、トイレを探している余裕はほとんど無い。
しばし迷った末、目の前にあったファミレスでトイレを借りることに決め、腹痛と闘いながら店頭に自転車を止めて店に入った。
まず店員に断りを入れようと思ったのだが、僕より一歩先に入った客を案内しにいってしまい、声をかけられそうな店員が見つからない。
もう別の店員が来るのを待っている余裕が無かったため、仕方なく無断でトイレに駆け込んで用を足した。
トイレから出るとちょうどレジに店員が戻っていたので、先にトイレを借りてしまった旨を伝え、テイクアウトのメニューがないか聞いてみたところ、親切にも「そのままで結構ですよ」との返答。
かなり辛い状況だったので、ちょっとした親切がとても嬉しかった。
フォルクス 柏店さん、ありがとうございました)

volks.jpg

ファミレスから出て少し走ると、見覚えのある風景に出くわした。
2002年1月5日、まだ江戸川区に住んでいたころに利根川まで走ったときの記憶だ。
変わらない景色と、あの頃から変わってしまった多くのものを思い、切なさがこみ上げてくる。

tonegawa.jpg

写真を撮り、再び自転車にまたがって走り始めたところ、ズボン(自転車用のハーフパンツで、裾の部分をマジックテープで調整できるようになっている)の裾に違和感。
走りながら左手を伸ばして裾を直そうとすると、急にバランスを崩して左に倒れそうになった。
体勢が悪かったため、バランスを直す余裕も無くそのまま橋の欄干に接触。
転倒はしなかったものの、左腕と左手薬指を負傷してしまった。
指のケガからだいぶ出血していたが、橋の歩道部分は狭いため、渡り終えてから傷の治療をすることにしてとりあえず前進。
傷口は皮がむけた程度だったため、消毒して絆創膏を貼る。
念のために買っておいたマキロンが早速役に立った。


夕暮れも近づいた頃、交通標識に初めて「仙台」の文字が現れた。
その距離292km。

hyoushiki.jpg

十分に注意していたつもりだった膝痛だったが、茨城に入る頃にははっきりと自覚できるほどの痛みが出てしまっていた。
少しでも痛みが減るようにペダルのこぎ方を工夫するものの、一度痛みが出てしまった以上、膝を使わないようにして安静にする以外根本的な治療法はない。
そんな状況にケガのショックが加わり、旅のあいだは誰の助けを借りることもできないんだという強い孤独感が押し寄せてきた。
腹痛・膝痛・ケガと一日目からひどい体調であるにも関わらず、ゴールはまだ500km以上も先なのだ。
そう思うと気が遠くなってくる。
「ゴールだけでなく、そこにたどり着くまでのプロセス(自転車旅行そのもの)を楽しむようにしなければ」と自分に言い聞かせるが、弱気になってしまった心をコントロールすることはひどく難しい。


夕暮れが迫る頃、野宿予定地の霞ヶ浦総合公園に到着。
昼晴れていても夜中に雨が降ることも多いし、朝露も降りるので、テントなしで野宿する場合は屋根がある場所を確保しなければならない。
公園内を自転車で回ってみると、野宿に使えそうな四阿があったので今夜の寝床にすることに決めた。

kiasumigaura_kouen.jpg

寝床の下見を終えてから近くのコンビニで夕食を購入。
相変わらず食欲がないため、おにぎりと野菜ジュースだけの食事だ。
宵闇の迫る中一人でおにぎりをかみ締めていると、再び胸を締め付けるような強い孤独と不安を感じる。
明日来た道を引き返せば自宅に戻ることができる。
これ以上先に進んでしまったら、容易にリタイヤすることさえできなくなる。

辛い。
怖い。
これ以上走りたくない。

リタイヤするかどうか、本気で迷っている自分がいる。


食事を終え、公園のトイレで洗顔と歯磨きをしてしまうともうやることがない。
やる気力もない。
持参したiPodで、勝手に今回の旅のテーマソングにしているドリカムの曲を聴いたりして時間をつぶし、周囲が暗くなり、運動や散歩のために来ていた人々がいなくなるまで待ってから、膝に湿布を貼って寝袋にもぐりこんだ。
100円ショップで買ってきたアルミシートにはほとんどクッション性がなく、硬い木のベンチの感触がそのまま伝わってくる。
日中の運動でこわばった背中の筋肉が痛い。
でも、そのまま寝るしかない。

寝袋に入ってしばらくすると、次々と若者のグループが花火をしにやってきた。
入れ替わり立ち代わり、夜中まで延々と花火や爆竹のような音が続いて眠れない。
夏休みも終わりだし花火シーズンはもう過ぎただろうと思っていたのだけれど、読みが甘かったようだ。

夜中近くなってようやくウトウトできたと思うと、今度はひどい風の音に叩き起こされた。
霞ヶ浦から吹き付ける風なのか、まるで台風でも来たかのような強風。
自転車や荷物が大丈夫か不安になるが、疲れ切った体は既に半分眠った状態になっていて起き上がることができない。
寝袋のフードの紐を締め、風上に背を向けて風に耐えていると、いつの間にか眠りに落ちていた。

2005年8月26日金曜日

出発前夜

いよいよ明日は自分探しの旅に出発だ。
そう思うと、そわそわしてなんだか仕事も手につかない。
目的地である道の駅やまだまでは、東京からおよそ600km。
いったいどれほど遠いのか、想像することもできないほど長い距離だ。
旅に対する希望や期待がまったくないわけではないけれど、それを押しつぶしてしまうほど不安が大きくて、

「なんでこんなバカな企画を考えてしまったんだろう」
「こんな長い距離を本当に走り切れるんだろうか」
「いっそこんな旅はやめてしまいたい」

といった弱気な考えばかりが浮かんでしまう。
しかし、blog で書いたり、友達や会社の同僚に言いふらしてしまった以上、ここまで来てやめるわけにはいかない……。


会社の昼休みを利用して、昨日から作り始めたパッキングリストの見直しをする。
僕の自転車はロードレーサーなので、元々荷物を積めるようにはできていない。
今回の旅のためにシートポストに取り付けるキャリアとバッグを購入して荷物を積めるようにはしたけれど、運べる量はかなり限られるし、あまり重い荷物は積めないので、持って行く荷物は必要最低限にしなければならない。
パッキングリストの作成にあたっては自転車ツーリング再生計画などのサイトを参考にさせてもらったものの、初めての旅だけに 「もし必要になったら……」 という不安から、考えれば考えるほど荷物が増えてしまう。


仕事がろくに手につかない状態だったこともあり、明日の準備をするため若干早めに会社を出た。
近所のヨーカ堂で、作成したリストの中で不足しているものを購入して帰宅。
すぐにでも明日の準備を始めなければ……と思いながらも、踏ん切りが付かずにダラダラしているうちに時刻はいつの間にか12時を過ぎてしまった。

旅のあいだは、明るい時間帯を有効に使うため朝早く起きるようにしなければならない。
朝型の生活に切り替えるために、明日朝早く起きて準備をすることに決めてシャワーを浴びて布団に横になった。
しかし、「野宿旅をする以上、明日からはしばらく風呂に入ったり布団の上で寝たりすることはできないんだな」 などと考えると、ますます旅への不安が募りなかなか眠ることができない。

「まるで遠足の前日みたいだ」 と自嘲しながら、布団の中で悶々としたり諦めて起き上がったりを繰り返し、ようやく眠ることができたのは午前2時を過ぎた頃だった。

北へ

じゃあ またあした 帰り道横切った おにやんま
あんまり高く上がっていくから 空の色が移るかと思った

わたしたちいろんなものを たくさん持っているけど
羽だけはないんです

その羽を心に借りたら
どこまで行けるだろう

―― DREAMS COME TRUE 「dragonfly」

2005年8月25日木曜日

出発直前

自分探しの聖地。

hamadayama.jpg

ってなわけで、いつのまにか自分探し3級取得プロジェクトの時期がやってきました。
一応今週土曜日出発の予定です……。

正直なところ、ホントにこんなアホな企画ができるのかドキドキ。
膝痛という不安要素もあるし、あまりマジメに考えすぎると不安ばかり募ってしまうので、

いざとなったら茨城あたりで一泊して帰ってくればいいや

くらいの感じでマターリ行こうかと思います。(^^;


余裕があれば、掲示板に状況をカキコしようと思うけどどうかなぁ。
茨城でリタイヤしたら、恥ずかしくてしばらく姿を隠しているかもしれません(笑)。

2005年8月21日日曜日

任務完了!

H美親分から 「ハチクロを所望する」 旨の指令が入ったので、川崎でコミックを買いつつ聖宅へGo!
まだ封を切っていないハチクロを献上して(笑)、NANAの最新刊を読ませてもらいました。
なんかもうヤスのアニキがカッコ良すぎ。
……というか、トラネス・ブラストのメンバーでマトモな人間はヤスだけですか。(^^:

そんなわけで、NANAを読んでからハチクロを読むと青春街道爆走中のこっ恥ずかしさが余計たまらなくなります(笑)。


そんな感じで全身むず痒くなりながらマンガを読み終えたところで、地球防衛軍最後の戦いに再度チャレンジ!
試行錯誤の末にライサンダー2丁持ちという最強装備を発見し、ついに念願の INFERNOオールクリアと武器入手100%を達成しました♪
ジェノサイド砲もぶっぱなしてみたし、これで心置きなく 「2」 がプレイできます(笑)。

それにしても、アクションゲームで総プレイ時間40時間以上って、なんて恐ろしいゲームなんだ……。

2005年8月20日土曜日

花火大会行ってきました

先日 「あの夏の花火」 で泣いたからというわけではありませんが、夏のあいだに一度くらいは花火を見ておきたい気持ちになったので、多摩川で行われる川崎の花火大会に行ってきました。

花火大会というと、以前行った江戸川の花火大会のように 「人ごみに流されながら見る」 イメージが強かったのでシートも何も準備せずに行ったのですが、ローカルな花火大会のせいか比較的まったりした雰囲気。

hanabi1.jpg

会場に着いたのは打ち上げの40分前くらいでしたが、空いている場所を探してぷらぷら歩いていくと意外と簡単に座れる場所を発見。
シートを持ってきていなかったので、仕方なく手持ちの紙を草の上にしいて座ることにしました。(^^;


打ち上げを待つ間空が夕焼けから藍色に変化していくのをぼーっと眺めていると、コンサートが始まる前に闇に包まれたステージを眺めているときのように、気分が微妙に高揚していくのを感じます。
過ぎ去ろうとしている今年の夏を想い、そして過ぎ去ってしまったあの夏を想い、始まる前から 「やっぱ花火ってのはいいもんだな~」 なんてセンチメンタルな気分になってみたり……。

ま、そんな感傷的な気分は川崎おどり2005が粉々にぶち壊してくれましたが(笑)。

そうこうしているうちに7時になり、カウントダウンと共に打ち上げがスタート。
若干こぢんまりとした感じではありますが、打ち上げポイントが近いので迫力のある花火が楽しめました。(^^

hanabi2.jpg

全体的な演出といい、やたらと迷子の放送が流れるあたりといい、脱力するようなダサさ加減も川崎らしくていい感じですね(笑)。

ラストの花火まで観てから帰りましたが、歩きにくいほど混雑したのは多摩川の堤防から下の道路に下りるところまで。
人の流れに乗って溝の口まで歩いたら駅はほとんど混雑しておらず、運良く川崎まで座って帰ることができました。

有名な花火大会もいいけど、こういうまったりした花火大会もいいもんですね。
来年はちゃんとシートを敷いて、ビール片手に花火見物するのもいいなぁ~。:D~~

あっさりトマトパスタ完成♪

先週の実験結果を生かして、いよいよあっさりトマトパスタの完成版を作ってみました♪
味のごまかしがきかないシンプルなパスタとしては、かなり美味しくできたと思います。(^^

材料(1人前)

  • パスタ(1.6mm) 100グラム
  • トマト 中1個
  • タマネギ 中1/2個
  • にんにく 1かけ
  • エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2
  • バジル 少々

作り方

  1. トマトは湯むきして1センチ角程度の角切りにし、ザルにあけて余分な水分を落としておく。
    タマネギはみじん切り。にんにくは包丁の腹でつぶしてからみじん切りにする。
  2. パスタを茹でるためのお湯を沸かす。具材に塩味がないので塩はたっぷり。
  3. フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを入れて炒める。にんにくの香りが出てきたらタマネギを加え、パスタが茹で上がるまで炒める。
  4. お湯が沸いたらパスタを入れて茹で、ザルにあげる。
  5. フライパンにトマトを入れて軽く(10秒程度でOK)炒め、パスタと茹で汁(大さじ2~3杯くらい)を加えて手早くあえる。
    塩加減は茹で汁の量で調整。トマトにはできるだけ火を通さない方が良いのでスピード勝負です。
  6. 皿に盛り、バジルを振って完成♪
pasta.jpg

写真を撮るのを忘れて食べ始めてしまったので、なんとなく汚い画像でスマソ……。
でも、先週の画像と比べると明らかにこっちの方が美味しそうですね。(^^

レシピ通りに作ると、最初はトマトがすごくフレッシュで自己主張してますが、パスタの熱が通るにつれてだんだん全体と調和して 「トマトソース」 といった感じになるという味の変化が楽しめます。
もし最初から味が馴染んでいるほうがよい場合は、パスタが茹で上がる少し前にトマトを炒め、火を止めて味を馴染ませておくといいかも。

2005年8月16日火曜日

幸福な孤独

夏休みも今日で終わり。
不思議なことに、いつも明日から仕事だと思うと料理がしたくなるので(笑)、今日は昼飯と晩酌のつまみを作りました。


昼は先週作ったトマトのパスタに再チャレンジ。

hirumeshi.jpg

今日は、前回の反省点を検証するため色々と実験的な試みをしてみました。
前回とあわせて、目指す方向が大体固まってきた感じ。
欲を言えば、もっと味の濃いトマトが使えるといいんだけど……。
デパ地下にでも行って探してみるしかないのかな。


続いて晩酌のつまみ。
好物のだし巻き玉子を自分で作ってみたくなったので、玉子焼き器を購入してみました。
ほとんど初めてのチャレンジだったので玉子の巻きはイマイチ(最初に入れた玉子の量が多かったせいで幅が広くなってしまいました……とほほ)だったけど、焼き上がりは


ほかほかのふわふわ~

で、かなりいい感じ♪(*^-^*)
女の子がこんなん作ってくれたらすぐでも恋に落ちちゃいますね(笑)。


banmeshi.jpg

そんなわけで、厚揚げのオーブン焼きと昼間に作って冷やしておいたナスとオクラの煮びたしと一緒に晩酌。
まさに至福のひとときでした……。:D~~

2005年8月14日日曜日

「東京ATLAS」 の旅 コンプリート!

以前の日記でも書いた、ドリカムの 「東京ATLAS」 ゆかりの地を自転車でたずねるプロジェクト。
今回はプロジェクトを締めくくるべく、残りのスポットを一気に巡ってきました。(^^

まずは、川崎から15号線を北上して芝浦へ。

shibaura.jpg

実のところ、芝浦埠頭の海沿いはほとんどが関係者以外立ち入り禁止になっているので、海が見えるポイントはあんまりありません。(^^;
ぐるっと一周しながら良さげな場所を探して、なんとか写真撮影に成功しました(笑)。

shibaura2.jpg

そうそう、芝浦といえばレインボーブリッジの遊歩道への入口があるのですが……

iriguchi.jpg

この遊歩道は自転車進入禁止
元々自転車では通れないことは知っていたので写真を撮ろうと近づいただけなのですが、警備員に声高に警告され、まるで往年のベルリンの壁にでも来たかのようです。
「通れないのは知ってる。写真を撮りに来ているだけだ」 って言ってるのに、チャリを停めて写真を撮っているあいだ、すぐそばに警備員が立って監視されてました(笑)。


続いて、麻布十番六本木ヒルズを経由して西麻布へ。
そう、目的地は霞町のスタンドです。

西麻布の交差点に着いてあたりをキョロキョロしていると、運良くすぐ近くにガソリンスタンドを発見!
どうすれば 「霞町のスタンド」 とわかる写真を撮れるかなーと考えていたのですが、ちょうどバス停が目の前にある絶好のロケーションでした♪

kasumicho.jpg

西麻布からそのまま六本木通りを直進し、渋谷の手前を右折して青山通りへ。
えっちらおっちらと坂をのぼっていくと、そこは表参道の交差点です。

omotesando.jpgomotesando2.jpg

「東京ATLAS」 では 「車のウィンカーが壊れて手信号」 をして恥ずかしい思いをするのですが、こういう人の多い場所で写真を撮るのも結構恥ずかしいです。(^^;


と、いうわけで。
「東京ATLAS」 完成~。(^^
(ホントは歌詞を載せたいんだけど、色々と問題がありそうなのでとりあえずこれで……)

  • 表参道の真ん中
    omotesando.jpg


  • 羽田まで海を潜るトンネル
    (本当は湾岸線のトンネルのことだと思うけど、自転車では通れないので……)
    haneda_tunnel.jpg


  • 芝浦
    shibaura.jpgshibaura2.jpg


  • お台場の砲台跡地
    odaiba.jpg


  • 京浜島
    tsubasa_koen.jpgjet.jpg


  • 霞町(現在の西麻布)のスタンド
    kasumicho.jpg