2005年1月28日金曜日

博士の愛した数式

小川洋子 著

数学つながりということで読んでみた作品。
「80分しか記憶がもたない」 という設定を聞くと、メメントを思い出してしまうのは僕だけではないはず。(^^; (こっちの主人公の記憶は10分しかもたないけど)

いかにも女性受けしそうなストーリーだけに、男性が読んでもピンと来ないのではないかなという感じ。
数学を使ってコミュニケーションを表現するというコンセプトは面白いけれど、感情移入するほど引き込まれるというところまではいけませんでした。

僕としては連続体仮説を唱えたゲオルク・カントールが、クロネッカーによる批判を受けて精神を病んでいく過程のほうが泣けます……。
(※ この本の内容ではないです)

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