2009年3月15日日曜日

2009 東京・荒川市民マラソン in ITABASHI

昨日までの雨もあがり晴れ渡った空。
今年もいよいよ荒川マラソンの当日がやってきました!


起床時間は4時過ぎ。
朝食は冷凍うどん1玉とおにぎり2個、デザートにバナナ3本。
荷物をまとめ、足にはテーピング、顔と腕には日焼け止め。
いつもの準備に加えて、サブ4を狙う今年は手首にマジックで5kmごとの目標タイムを書き入れました。
サブ4(42.195kmを4時間以内に走る)のために必要なスピードは1kmあたり5分40秒ですが、後半の落ち込みとスタート地点を通過するまでに要する時間を考慮して5分25秒(5kmあたり27分)に設定。
ゼッケン番号9000番台の昨年はスタート地点を通過するまでに9分強かかったので、5000番台の今年は6分かかるとすると、イーブンペースなら3時間54分でゴールできるペースです。


6時前に家を出て一路会場へ。
今年は浮間舟渡駅からのシャトルバスが無いので、日吉から目黒線に乗り換えて三田線経由で蓮根駅まで行くことにしました。
埼京線経由よりも10分ほど余計に時間がかかりますが(日吉から蓮根までなんと35駅......)、ずっと座って行けるのが魅力。
池袋からランナーでぎっしりになる埼京線に比べると、混雑もさほどではなかったです(ランナーは車内の半分くらい)。
それでも駅を出るとこんな感じ。結構年配の方が多いですね~。

arakawa1.jpg


エネルギー補給のゼリーを飲みながら蓮根駅から15分ほど歩き、7時50分頃会場に到着。
土手の階段を上ると、雲ひとつない荒川の河川敷が広がっていました。
風もなくコンディションは最高です。
(↓クリックで大きくなります)

arakawa2_s.jpg


この黄色いゲートを見ると、「今年も荒川に来たな~」って感じがしますね。(^^

arakawa3.jpg


昨日の雨でまだ地面がぬかるんでいたので、ゼッケンの引き換えをした後は堤防の階段部分まで引き返して着替えをしました。
Tシャツにゼッケンを取り付け、シューズを履き換えて準備完了。
8時半にウィンドブレーカーを脱いで荷物をまとめ、手荷物預かり所の行列に並びました。
荷物を預け、トイレを終えてスタート位置に着いたのはスタート10分前。
あとは自分を信じて走るだけ!


ゼッケン5000番台のゾーンだけあって、スタート後まもなく列が動き始めました。
集団は意外なほど早く小走りのスピードになり、予想通り6分過ぎにスタート地点を通過。
周囲の人たちはみなサブフォーを狙っているレベルなので、スタート後すぐにほどよいペースになりました。
昨年までのようにランナーをかき分けるように前に出る必要もなく、周囲のペースに合わせていられるので快適です。
最初の1kmこそ6分近くかかりましたが、その後はほぼ5分20秒のイーブンペースを保ったまま折り返し地点に到着。
この時点でタイムは1時間57分。
「これは行けるかも!?」という思いがちらりと脳裏をよぎります。
その考えの甘さを、このあとたっぷり味わうことになるとも知らずに。。。


22km地点、5分26秒。
23km地点、5分30秒。
さっきまで5分20秒を保っていたペースは、折り返すとすぐズルズルと遅れ始めました。
25km地点を過ぎたところで、ポケットに入れておいたカーボショッツを補給。
「数分で吸収が始まる」というその効果に淡い期待を抱いて走り続けるも、30km地点のラップは5分45秒まで低下。
ラップが5分40秒を超えているということは、この時点で既に前半の貯金を取り崩しているということを意味します。
焦って必死でペースを上げようとするものの、周囲のランナーに次々に抜かれていく様子は傍から見れば完全にヘロヘロ。
まさに「30kmの壁」に完全にぶつかってしまった状態です。
タイムを少しでも稼ぐためにエイドステーションをパスして走り続けるものの、エイドで抜いたランナーにすぐに抜き返されてしまいます。
35km地点ではラップタイムがついに6分台に突入。
1kmあたり貯金を20秒以上失っている計算......やばい、サブ4間に合わないかも!?
くじけそうな僕に向けて沿道のおじさんが声を上げます。「ここからがマラソンだ!!」


荒川名物シャーベットも無視し、きつい坂を上って堤防の上へ出ると遠くに残り5kmの水門が見えてきます。
ラップタイムはかろうじて5分台。
肉体の苦痛を声に出して吐き出し、前を行くランナーについていくことだけを考え、なんとか体を前に進めます。
ようやく水門にたどり着くと、コース脇に残り5km地点のタイマー。
表示は3時間31分ジャスト。
残り5kmを29分......1km6分じゃ駄目だ!
仮にラストスパートできたとしても、5分50秒で走らないと。
うわー、ギリギリだ。走れるのか、俺?
でも、今頑張らないでいつ頑張るんだ??
沿道からは「サブ4行けるぞ!!」の声。
ラップタイムは5分50秒にわずかに届かない。
間に合わないのか? でも今は走るしかない!


41kmのすぐあとに残り1kmの表示。
向こうに見える橋をくぐればもうゴールだ。
正確なタイムはもうわからない。ゴールが見えるまで走るしかない。
体に残った最後のエネルギーを振り絞ってペースを上げる。
橋をくぐる。残すはゴール前の直線200m。
ゴールゲートに向けて最後のスパート。
時計が見えてくる。
タイムは――3時間59分40秒を過ぎたところ! 間に合った~~!!
両手を上げ、ガッツポーズでゴール!!!

やった~!! サブ4達成~~~!!!


まさかこんなドラマチックな展開になるとは思ってもみませんでしたが、最後の5kmはタイムとの戦いで本当にしんどかったです。
まぁこれも、マラソンという競技の新しい(そしてしんどい)一面を味わうことができたいい経験なのだと思いますが。。。
次回からは、自己記録よりもレースを楽しむことを中心にしたいですね。(^^;


最後に、今年も食べてきました。完走ラーメン。
やっぱシメはこれだよね。

arakawa4.jpg

2 件のコメント:

  1. おつかれさん。
    サブフォー達成おめでとう。
    読んでるとマラソンの大変さが伝わってくるよ。
    来週は肉!だね。

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  2. あれ?
    目から汁が・・・w
    4時間切るってすごいね!
    うちの会社走ってる人結構いて、みんなよくやるなぁなんて思ってたけど、yoneさんのエントリを読んでなんか走る喜びが分かる気がしてきた。

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