2010年6月11日金曜日

かながわ ぶらり旅(1日目)

移転プロジェクトの代休をもらえることになったので、相方と休みを合わせて1泊2日の小旅行に行ってきました。

目的地は、箱根から湘南・三浦半島と神奈川県をぐるりと一周。
電車での移動も可能ですが、利便性を考えて今回はレンタカーを借りることにしました。
もてぎのレースのときに商用車を借りたらナビもETCもなくてひどい目に逢いましたが、今回はもちろんナビ・ETC付きです(笑)。
相方が車関係の仕事をしているので、付き合いのあるレンタカー会社から安く借りられるのは良いのですが、久しぶりの運転で不安だったのでオプションの保険を付けまくり、結局普通に借りるのと同じような金額になってしまいました。(^^;


まずは横浜から国道1号線を一路箱根へ。
片道1車線の国道1号線は平日にもかかわらず結構渋滞しているな~と思いつつ走っていたのですが、翌日の下り方面はとんでもない渋滞だったのでまだまだマシな方でした。
以前、自転車で小田原に行ったとき「渋滞している車よりチャリの方が速いぜ~」といい気になっていましたが、ホントその通り。
このぶんでいくと、ハイシーズンの夏になったらロードどころかママチャリの方が速かったりしそうです。。。

10時半に横浜を出発して、箱根まで約2時間。
相方が「腹が減った」というので、まずは昼食を食べることにしました。
向かったのは、ガイドブックで見つけた田むら銀かつ亭

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ちょうどランチの時間帯に到着しましたが、平日だったおかげで15分くらい待ってすぐ入ることができました。
僕らはなんとかお店の駐車場に車を停めることができましたが、停められる台数が少ないので週末に車での来店はかなり厳しそう。
お店が強羅駅前にあり、彫刻の森美術館が近いので、来館の予定があればこちらに車を停めて歩いて or 箱根登山鉄道を利用してお邪魔するのが良いかもしれません。

相方は名物の豆腐かつ煮定食(1200円)を、僕は銀かつ重(1200円)を注文しました。
こちらが豆腐かつ煮定食。

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水分の少ない固めの豆腐をフライにし、煮込んで卵とじにしたもの。
まだぐつぐつ煮えているアツアツを運んできてくれます。
他のお客さんもこれが目当てのようで、周囲を見回してもほとんどの人が同じものを食べていました。

食べてみると、「豆腐かつ」というだけあって豆腐はなかなかの存在感。
豆腐の中までは味がしみ込んでいないので、そのぶんたれを少し濃いめにして味のバランスをとっていますが、基本的にかなりあっさりした味です。
豆腐そのものの味を生かした繊細な料理、という性格のものではないので、「カツ丼は重すぎて食べられない」という人には良いですが、普通の人はちょっと物足りなく感じるかも。

一方の銀かつ重は、海老フライミックスカツ丼。
海老がおまけなのかと思っていたら、とんかつより海老の方が大きくて意表を突かれましたが、30を過ぎて僕もそろそろカツ丼が重く感じられる年頃なので(笑)、意外とちょうどいいバランスだったかも。
海老も豚肉もけっこう美味しかったです。


お腹が膨れたあとは、ベタに大涌谷へ。
昼食を食べたばかりですが、「1個食べれば7年寿命が延びる」という箱根名物の黒玉子を一度食べておこうということで。

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そんなわけで、駐車場に車を停めて遊歩道を登っていったわけですが。。。


「酷い臭いだ!」

今まで体験したことのないほど猛烈な硫黄臭さ。
観光客はともかく、頂上の小屋で玉子を売っている人は大丈夫なの?
などと思いつつ、相方が「臭いから早く降りたい!」と怒るので、さっさと黒玉子を買ってみました。

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ま、普通のゆで卵ですね(笑)。
それでも黒玉子を買い求める観光客は途切れることなく、ふもとと頂上を結ぶ頭上の「玉子専用リフト」はせっせと荷物を運びつづけています。
ああ、「どんだけぼろ儲けしてんの!」と誰かに突っ込みを入れたい。。。


続いてもベタな目的地、美術館へ。
雨こそ降らないもののガスって天気が悪かったので、屋内の施設ということでポーラ美術館に行ってみました。

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美術にはとんと疎いので展示物の良し悪しはわからないけど、何よりも「空いていてゆっくり作品を眺められる」のがイイ!
都内の美術館も行ってみたいけど、すごく混雑してそうなのでいまいち踏ん切りがつかないんですよね。
そんなわけで、ついついのんびりして3分の2くらい見終わったところで閉館間際になり、最後は駆け足になってしまいました。(^^;


ポーラ美術館を後にすると時刻はもう夕方。
早めにチェックインしてのんびりしようと、ホテルに向かうことにしました。

今夜の宿は「富士屋ホテル」。
celtさん夫婦も新婚旅行で泊まったあそこです!
やっぱりベタな箱根を楽しむ旅にここは欠かせないですよね~。

と、そんなわけでいそいそと車でホテルに向かうと、正面玄関前でスタッフが出迎えて車を預かってくれ、すかさず別なスタッフが荷物を持ってフロントに案内してくれました。
レトロな雰囲気が溢れる室内を歩きながら「いやー、こんなもてなしは初めてだな~」と感激しつつ、期待に胸を膨らませてチェックインの手続きをしたのですが。。。

...。
......。
.........。

しばらく待っても予約の確認に手間取っている様子。
「おかしいなぁ~、ちゃんと予約したんだけど」と思いつつ、携帯で予約内容を確認しようとしているところにフロントの人がやってきました。

「確認しましたところ、系列の湯本富士屋ホテルの方にお客様のご予約が入っているようです」

な、なんですと!?
楽天トラベルで宿を探していて、「『富士屋ホテル』か~、ここでいいや」と思って予約したらそのオチですか!

さっきワクワクしながら登ってきた階段を、今度は恥ずかしさに脂汗をかきながらそそくさと降りることに。
預けたばかりのレンタカーが素早く運ばれてきて、僕らは頭をペコペコしながらそれに乗りこみました。
ホテルのスタッフは最後まで丁寧に見送ってくれましたが、その笑顔が逆に痛いです。。。(^^;


と、そんなわけで改め本日の宿、湯本富士屋ホテルに到着!
今度はスタッフの出迎えなどありませんが、逆にそのくらいの方が気が楽です(笑)。
でも、チェックインの際にしっかり「さきほど宮の下の富士屋ホテルから連絡がございました」と言われてしまいました。うぅ。○| ̄|_

歴史の趣を感じさせる宮の下の富士屋ホテルとはがらりと変わり、こちらはいわゆる「温泉地のホテル」。
大きな宴会場やカラオケルーム・麻雀室まであって、無いのは卓球だけ? という感じ。
いくつかの会社の社員旅行が入っていて、大浴場に向かう途中の宴会場からは調子外れの歌があちこちから聞こえてきます。
あまりの落差にちょっと頭がクラクラしますが、ここで負けたらアカン!
なんとしても気分を切り替えて楽しまねば(笑)。
(一応ホテルの名誉のために書いておくと、部屋は予想より広くてゆったりしていたし、食事も美味しかったし、温泉も堪能できたしで、最初からその気で来ていれば湯本富士屋ホテル自体はいいところでした)

そんななか喧騒を忘れさせてくれて良かったのが、ホテル横の川の土手で開催していた「ほたる公園」。
あんまり期待せずに行ってみたのですが、意外とたくさんの蛍が舞っていて良かったです。
実家の近くで見て以来だから、生で蛍を見るのは10年ぶりくらいじゃないでしょうか。。。

せっかくなので、コンパクトデジカメで頑張って撮ってみました。

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久しぶりの運転で疲れたのか、温泉に入って部屋に戻るとすぐ眠くなってしまいました。
こういう健康的な眠気を感じられるようになってきたのはつい最近のことです。
もうすぐ睡眠薬とおさらばできるかな~と思いつつ、念のため1錠だけ薬を飲んでベッドに入りました。
おやすみなさい。。。

1 件のコメント:

  1. まるで冗談のようなすごい勘違いだね(^^;
    ともかく楽しめたようでよかったです。
    大涌谷と彫刻の森美術館は小学生のときに遠足で行ったけど、
    あの当時は良さがあまり分からなかったよ。今なら楽しめそう。

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