2005年12月31日土曜日

新・青春の塔

一夏中かけて、僕と鼠はまるで何かに取り憑かれたように25メートル・プール一杯分ばかりのビールを飲み干し、「ジェイズ・バー」の床いっぱいに5センチの厚さにピーナツの殻をまきちらした。そしてそれは、そうでもしなければ生き残れないくらい退屈な夏であった。

―― 村上春樹 「風の歌を聴け」

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さよなら2005年。
さよなら20代の日々。
さよなら僕の欠片たち。

たとえ世界が大切な何かを失い続けなければ生き残ることができない場所なのだとしても、僕はまだこうして今を生きています。

1 件のコメント:

  1. 見事だ!まことに見事なプリン体の塔だ!!

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