2005年12月2日金曜日

花とアリス

久しぶりにDVDでも借りようかなと思い、会社帰りにTSUTAYAへ。
DVDとCDを一枚ずつ借りて帰宅し、夕食を食べながらメールチェックをしていると 「土・日レンタル半額」 のメールが届いていました……。(-_-;


普段あまり映画を観ない僕ですが、岩井俊二監督の作品は好きでたまにレンタルして観ています。
そんなわけで、今日は何気なく目にとまった 「花とアリス」 を借りてみました。

これは元々キットカットのキャンペーンとして製作され、ネット上で公開されたショートフィルムを再編集して劇場公開したというちょっと異質な作品。
そのため、ネタの要素が多すぎたり、全体的なまとまり欠けていたりして、残念ながら一本の作品としてみると完成度はあまり高くないように感じます。
それでも、映像表現や音楽、ユーモアなど作品の端々に現れる 「岩井作品らしさ」 はやっぱり強烈で、知らず知らずのうちに映画に引き込まれてしまいました。
特に、ラストのバレエシーンの美しさは圧巻です。

……そんなバレエシーンの感動と、最後の最後に待ち受けている 「なんでやねん!」 という観客の心の叫び。
「花とアリス」 が、この相反する感情を呼び覚ますために綿密に計算された作品だとすれば……岩井監督恐るべし(笑)!

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