2010年1月20日水曜日

「一部の人に理解される」サリサリカリー

いつものように遅くなり、今夜の夕食はどうしようかと考えつつ僕と相方の二人は六角橋の坂を下っておりました。
ここのところ外食が多く、入りやすそうなチェーン店やラーメン屋・中華料理屋あたりはだいたい食べつくしてしまったので、そろそろ新しいお店を開拓してみることで同意。
そんなわけで、個性的な店の多い白楽でも指折りの怪しさをほこる「一部の人に理解される」サリサリカリーについに足を踏み入れてみることにしました。

どれくらい怪しいかっていうと、これくらい。

salisali.jpg

超~~~入りづらいです。(^^;
「果ての果てまで行ってみないか」ってなに??

こちらのお店、メニューは1種類(サラダ・カレー・チャイのセット)のみになっておりまして、入店してテーブルに着くと自動的に注文が完了します(笑)。

まず運ばれてくるのはサラダ。

salisali2.jpg

レモンの酸味やスパイスの風味がありますが、なんというかキャベツとキュウリとニンジンの浅漬けって感じ。きくらげと春雨も入っています。
さっぱりしていて普通に美味しいです。
お腹が減っていたのでカレーが運ばれてくる前に全部ぱくぱく食べてしまいましたが、カレーが若干油っぽいので残しておいて箸休めに食べたほうがいい感じです。

そしてついにメインのカレーが登場!

salisali3.jpg

少なっ!
ライスの脇にちょびっと添えられたこの繊維状のものがカレー!?

ドキドキしながら食べてみると、長時間煮込まれてホロホロにほぐれたチキンでした。
ご主人の話によると、野菜を大量に長時間炒めてベースにしており、水は一切使っていないとのこと。
野菜は完全にペースト状になっていて、原形をとどめているものはまったくありません。
特にトマトは大量に使っているそうですが、ほとんど酸味はなく甘味だけ残っています。
スパイスは控えめで、ほとんど辛さはありません。

カレーといえばカレーだけど、まったく食べたことのない味。

でも不味くはないです。
エスニックだけどなんか懐かしいような不思議な味。
うーん、なんだこれは??

ご主人に聞くと、このカレーはパキスタンの家庭料理とのこと。
ていうか、上の写真には出てないですが、店の前の立て看板にアラビア文字が書いてあったりするのでパキスタン人が経営していると思い込んでいたのですが、ご主人は普通の日本人でした(笑)。
なんでも、若い頃にパキスタンで仕事をしていた時期があり、その頃に知ったのだそうです。

カレーを食べ終わるとチャイが運ばれてきます。

salisali4.jpg

ミルクティーの中に漂う不思議な香辛料の香り。
うーむ、不味くはないけど飲んだことのない味だ。。。

以上、スリーコースセットが1人前1000円。
高いような気もするけど、妥当な気もする。
また食べたいような気もするけど、別にもういいやって気もする。
うーん、何なんだこのもやもやした気持ちは(笑)。

味もさることながら、ご主人がなかなか面白いキャラの人でした。
六角橋の店にたまにあるこのゆる~い感じが気に入ってしまったら、僕も「理解した」人間になってしまうことでしょう。。。

1 件のコメント:

  1. TVKのレポート動画がありました。
    http://www.youtube.com/watch?v=2dtphVar_gg
    これを見るとご主人のキャラの面白さがわかってもらえると思います(笑)。

    返信削除