2010年12月12日日曜日

立ち合い出産

朝になって起き上がると再び陣痛が遠のいて楽になったとのことで、大部屋のベッドに移動して朝食をいただくことに。
隣のベッドからは赤ちゃんの泣き声が聞こえてきて、「うちの子に早く会いたいな」という気持ちが募ります。

お昼前にヨシワラからメール。
けいちゃんも昨日の夜中に陣痛が始まり、病院に来ているとのこと。
以前冗談で「同じ誕生日になったりして」という話をしましたが、もしかすると本当にそうなるかも。

夕方まで食事をとりにいく時間を除いてずっと相方に付き添っていましたが、なかなか陣痛が強くならずそのまま夕方になりました。
すると6時前にヨシワラから再びメール。
無事男の子が生まれたとの報告でした。
相方はというと、少しずつ陣痛が戻ってきましたがまだ間隔が不規則。
うちの子はまだかな~。

夕食を食べた後相方がお風呂を借りに行きました。
このまま付き添っているべきか、僕も風呂に入りに帰るべきか迷いましたが、相方が戻ってきてまもなく陣痛が強まってきました。
痛みにうめく相方を励ましながら腰を指圧。
9時半頃にはひっきりなしに陣痛が来るようになったので、10時に助産師さんを呼びに行きました。

分娩室に移動して診てもらうと、すでに子宮口は全開。
そのまま分娩開始となりました。
僕は立ち合い出産を希望していたので、両方の両親に電話を入れたあと、分娩室の中で相方の手を握って励ますことに。
陣痛で相方は苦しそうですが、助産師さんの感じだと順調にお産が進んでいるようです。

TVで見る出産シーンでは妊婦は分娩台にあおむけに寝ているだけというケースが多いですが、相方がお世話になった病院は「フリースタイル出産」などの取り組みをしていて、分娩も横向きの体位でした。
(相方の顔を見ながら手を握れて良かったです)
11時過ぎには赤ちゃんの頭が見え、そこから数回いきむともう頭が出てきました。
すると助産師さんが相方を促し、股間に見える子供の頭を撫でさせてあげるではありませんか。
「お産の途中でこんなことができるんだ」と僕はびっくり。
(うちの子は髪の毛ふさふさで産まれてきたので、相方は後で「子供の頭がおにぎりみたいだった」と言っていましたが。。。)

頭が出てしまえば、残った体はすんなりと出てきます。
事前の予想より若干小さいですが、2630gの元気な女の子が産まれました!

産まれた子供は全身状態を確認したあと、すぐに相方の胸の上に乗せられました。(「カンガルーケア」というらしい)
すると、さっきまで泣き声を上げていた子供がすぐに泣きやみ、穏やかな顔で眠りにつくのがすごく不思議です。

birth4.jpg

体温が下がってしまうので僕は子供を抱くことはできないのですが、その代りへその緒を切らせてもらいました。
へその緒ってやわらかいものを想像していたのですが、ハサミで切ってみるととても硬くて(肉のスジみたい)驚きました。
赤ちゃんってもっと弱々しいものだと思っていたのですが、こんなにも強く相方と結びついていたんだなぁ。。。

両親を呼んできて子供を見てもらい、4人が帰った後ゆっくり分娩室で体を休めてから病室に戻りました。
分娩室にいる間、大変だったお産を乗り越えた余韻と子供が産まれた喜びをじっくり味わう時間がとれて良かったです。

それにしても、相方の分娩時間1時間59分って初産婦とは思えないスピードだそうです。
立ち合い希望の僕が戻ってくるまで待っていて、準備ができたらすぐに出てきてくれるなんて、生まれる前からなんて親孝行な子供なんだ(笑)。

4 件のコメント:

  1. おお、なんと!遅くなりましたが、本当におめでとうございます!

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  2. ありがとうございます。
    来年の夏には新居に引っ越す予定なので
    遊びに来てください。(^^

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  3. 遅くなったけど,おめでとう!
    パパかぁ,いいなぁ.

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  4. ありがとう。
    半人前ではありますが、とりあえず父親になりました。
    まだまだ人生のステップを踏んでいかなければならないみたいです。
    なんかはぐれメタルの話を思い出すなぁ(笑)。
    http://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%AF%E3%81%90%E3%82%8C%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%B5%8C%E9%A8%93%E5%80%A4%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E9%AB%98%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B

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